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ゴッホは日本が好きだった。そして日本人もゴッポが好きである。
ゴッホが浮世絵を収集していたことや、浮世絵を利用した油彩画を描いていたことは有名である。 わたしが、1991年に、アムステルダムのゴッホ美術館を訪れた際に、ちょうど「ジャポニズム展」をやっていた。(記事はこちら) その時に大きく掲げられていたポスターは、↓を取り込んだものだった。 そこで、この画のことを含めて、「英泉とゴッホ」について概観してみることした。なお、このテーマについては、1992年に世田谷美術館と京都国立近代美術館で「ゴッホと日本展」が開かれている。(記事はこちら) さて、今回の千葉市美術館の栄泉展には、館蔵の英泉《雲龍打掛の花魁》が2点出ていた↑。 さらに図録のコラムでは、及川茂日本女子大教授が個人蔵の英泉《雲龍打掛の花魁》(←)を紹介されていた。 会場には、館蔵の《鯉の滝登り打掛の花魁》(→)も登場していた。 ゴッホとの関係で問題になるのは、このうちの館蔵Aの《雲龍打掛の花魁》である。 この画が1886年の「パリ・イリュストレ」誌の表紙を飾ったのである。これを掲載させた裏方は、パリ在住の日本人美術商「林忠正」である。彼は、左から開く洋書には、左右反転させた図を載せた方が落ち着きがよいと考えて、英泉の画から署名・極印・版元印を除いた反転像を載せたのであった。 事実、ゴッホのトレース↓がアムステルダムのゴッホ美術館に残っている。 最後に主役の花魁たちがカーテンコールに出ます。長文にお付き合いいただき、有難うございました。(前を向き、背筋を伸ばして、揃ってお辞儀!)⇒(拍手・・・あるかな?)⇒(画像↓をクリックすると、ちょっとだけ大きくなります) 【註】 第一弾記事、第二弾記事、第三弾記事、第四弾記事
by cardiacsurgery
| 2012-06-14 22:48
| 浮世絵
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