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![]() 溪斎英泉は、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重という「6大浮世絵師」には入らないけれども、勝川春章、歌川国貞、歌川国芳などとともに「10大浮世絵師」には入れたい存在である。自分の記事を「溪斎英泉」で索引すると、文末の【註】に記すような10記事がヒットし、9画像が載っていた。 しかし、このような溪斎英泉の大回顧展を観るのは今回が初めてである。先週の日曜日に見に行ってきたが、結構の数の観客が入っている。浮世絵好きの方が多いらしく、国内から千葉に集結した350点近い英泉の美人画、風景画、摺物、版本挿絵、肉筆画、相撲絵、おもちゃ絵などに見入っておられた。東博の「北斎展」や千葉の「清長展」のように、これに国外流出作品が加わっていれば・・・とも思うのだが、財政問題を抱えたわが国の現状では、これが精いっぱいというところなのかもしれない。 展覧会は、次のような10章立てである。 1.初期の美人画とその周辺まずは、第1章の「初期の美人画とその周辺」から。 英泉は、武士の子として生まれながら、波乱に満ちた青年期を送り、文化7年(1810)頃、菊川英山の父の家に寄寓した頃には20代半ばになっていた。 当時の菊川英山は、歌麿亡き後、装飾的で人形のような美人画で人気があったが、退廃的な色香を求める方向への世間の好みの急速に変化についていけなかった。 この英山にとって代って、時流に乗ったのが、英泉である。しかしながら、初期の英泉作品においては、その女性の顔貌に、英山的な上品さを残している。 《青楼四季之姿会 松葉屋 粧ひ》文化末期(↓右)や《華姿あふぎ合》文政初期(↓左)の女性の顔だちは穏やかで、後年の仇っぽい顔とは異なっている。ただ、マニエリスティックな身体のひねりや鮮やかな色彩などは後年の英泉独特の美人画を予告するものである。 ![]() ![]() 《舟中の男女》↓ほか4点の「あぶな絵」が出ていた。この辺までは、公立美術館として許容されるラインまでの作品たちである。 ![]() ![]() 1.川柳と浮世絵で楽しむ江戸散歩 @たばこと塩の博物館 2006-12-25 木曽街道《日本橋の曙》・《蕨之駅・戸田橋渡場》・《塩尻峠諏訪ノ湖水眺望》、江戸百景《隅田川の落雁》・《隅田川の落雁》、《辰巳風ふく道のかひかり》、《美艶仙女香 噂の美人》 2. 隅田川で夕涼み @UKIYO-e TOKYO 2007-08-22 《東都両国橋夕涼図》(ポスター) 3.広重二大街道浮世絵展 @郡山市美術館 2007-10-21 《木曽街道六十九次》 4. 浮世絵に見る十二支の動物展(後期) @礫川浮世絵美術館 2007-12-09 《江戸砂子逢身八契 浅草寺》(画像)、刷物《男山 剣菱》、刷物《猿面 烏帽子》、刷物《鶏》、《当盛名物鹿之子 神社仏閣一乃富》 5. 幕末浮世絵展 @三鷹市美術ギャラリー 2008-05-01 《浮世絵風美女競 美艶仙女香》(画像)、肉筆画《月夜の遊女》 6. 忠臣蔵浮世絵展 @礫川浮世絵美術館 2008-12-07 《忠臣蔵》11枚揃(画像3) 7. 江戸浮世絵巻 @千葉市美術館 2009-05-22 《秋葉常夜灯》、《舟中の男女》、《浮世風俗美女競 一双玉手千人枕》 8. 江戸みやげ 所蔵浮世絵名品展-後期 2010-06-20 《御利生結ぶの縁日-日本橋西川岸地蔵尊》(画像) 9. 大江戸ファション事始め(前期) @太田記念美術館 2011-04-17 《白粉》(画像、肉筆画《女三題》(画像) 10.大江戸ファション事始め(後期) @太田記念美術館 2011-05-20 《逢妓八契 富ヶ岡の時雨》(画像) 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-06-11 13:18
| 浮世絵
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