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猫アリーナさんのブログで開催期間1週間だけのこの展覧会の存在を知り、最終日の今日、会場の丸善に滑り込んだ。
転んでもただでは起きず、改装中の覆いが最近取れた東京駅の写真を撮っておいた。 第1章 学祖井上円了が目指したもの-哲学と教育に捧げた一生 ・岡田三郎助《井上円了像》(↑チラシ裏#4)は、東洋大学の創立者である井上円了が大学学長の座を退いた時に、寄付金で制作を依頼したもの。 ・自作詩の書軸「官々となる金石の声よりも 民々と呼ぶ蝉そこひしき」は、在野精神の表れ。 ・井上円了と親交の厚かった勝海舟より寄贈された《文殊菩薩像》(↑チラシ裏#3)や、勝海舟が書いた《般若心経》も出ていた。 ・橋本雅邦《四聖像》の画葉書は、上述のバッグに入っていた↓。右から、ソクラテス、釈迦、孔子、カント。彼らを四聖とするという考えは、井上円了が提唱したもの。 ・東洋大学附属図書館の所蔵品の《大日本凌雲閣心図》が面白かった(↑チラシ裏 #5)。これは1890年に開業した「浅草十二階」。当時のスカイツリーで、エレベーターもあったが、関東大震災で倒壊しまった。 ・第2章 不思議庵主人・円了-迷信打破の黎明 井上円了が「妖怪学」の始祖であることは、以前から知っていたが(記事はこちら)、その資料や収集品が山のように出てきたのには驚いた。 ・哲学堂文庫の《山海経》ー江戸前期ーが出ていた。これは中国古代の奇書。「せんがいきょう」と正しく読める人は少ないだろう。わたしは「東インド会社と東洋の海賊 @東洋文庫」で覚えた(記事はこちら)。 開かれていたページには、いろいろなキメラ動物が描かれていた。 ・《百鬼夜行の図》、《百鬼夜行絵巻》、《酒呑童子絵巻》、《伊吹どうじ》、《をこぜ》、《妖怪絵巻》、《怪物図巻》、《百鳥図》、《稲生物怪録》、《化物婚礼》、《姥くひ》などの江戸時代の絵巻物が並ぶ。 ・エスカレータのところで頂いた栞は、江戸時代の《稲生物怪録》の部分↓。アンケートで頂いた栞は《をこぜ》の部分↓↓。 バッグの中に入っていた《鶴亀草紙》の画葉書は↓。 ↓は頂いたクリアファイルだが、《新形三十六怪撰》の中の「小町桜の情」。桜吹雪の中に立つ遊女は、芝居「積恋雪開扉」に登場する小町桜の精霊。クリアファイルの表面には舞い散るサクラの花びら、内面には遊女で、外からは両者が重なって「小町桜の情」に見える。とてもオシャレなグッズである。 ・江戸時代初期の奈良絵本《百人一首》、江戸時代後期の《百人一首歌仙図屏風》、江戸時代中期の《藤房本・三十六歌仙絵巻》、住吉広長画・松平定信書の《時代同不同絵巻》(↑チラシ裏#2)、勝川春章画の版本の模写《百人一首図巻》など本当に多士済々であり、最後に歌川国芳・広重・豊国の揃物《小倉擬百人一首》でしめてあった。 ・頂いた一筆箋の表紙絵↓は、このうちの《百人一首図巻》から採られたものだった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-06-05 22:29
| 国内アート
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