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NHKの「極上美の饗宴」は、2週連続で「ボストンの日本美術超傑作」を取り上げている。先週は「蕭白・巨大龍図の秘密」がとても良かったので、東博のボストン美術館展を再訪した(記事はこちらとこちら)。
今週は、昨日の「平安仏画 驚異のきらめきの秘密」だったが、この放送も素晴らしかったので、今日、東博を再々訪問することになった。 まずは、昨日の放送内容のサマリーから。 ![]() 長谷川さんは、ボストンまで見に行かれ、この画の迫力に感心されるとともに、髪の毛くらいの細さの載金が膝のあたりの衣に使われていることを確認された。 その一つは、径1cmの6角形の金の亀甲文の中に、4個の2㎜径の金が張りつけてあるパターンである。 もう一つは、幅0.08㎜の載金が2本の曲線と1本の直線で1辺を形成する菱形の七宝文を作リ、その中に金の小片を置いていくパターンである。 衣の他に、蓮の花びらに、載金が1㎜間隔の曲線として使われていることも確認された。こちらでは、金がはがれた後が黒くなっていたが、これは銀箔の上に金箔を張った「合せ箔」を使ったためであり、金箔だけを使った載金の部分よりもやや明るい感じがすることも分かった。これは、1/10000㎜という薄い金箔にミクロの穴が開いているため明るい金色に見えるのだとのことだった。 光背の唐草模様に使われているのは金泥だとのこと。この場合は箔押しした金の面積が大きいので、衣の金よりも明るく見える。 参考に、カタログから拡大図の合成画像を作ってみると、↓のようである。あまり鮮明な画像ではないが、なんとか感じはつかめると思う。 ![]() 長谷川さんの作業は次ぎのようである。(参考) 1.金箔を炭火であぶったものを4枚合わせ、竹の刀で切って、幅0.08㎜の線状の載金を作る。この作業中は「息は半止め」にする。息を完全に止めると、動悸がしてくるからとのこと。恐ろしい世界である。炭火であぶるのは、熱で表面にシワができ、これによって光が乱反射するためとのこと。 2.筆を1本ずつ両手に持ち、片手の筆には載金を巻きつけておき、反対側の手に持った糊をつけた筆で載金を置いていく。まさに超絶技巧。 3.とても時間のかかる作業で、1日5x5cm程度しかできない。 4.完成した長谷川智彩さんの作品は、三浦半島の福泉寺で広げられたが、足元から金と銀の優しい光が照らしあげ、中央は載金で、光背は金泥で輝いていた。時間の経過とともに、太陽光の方向が移り、それに伴って金の輝きが変って、次第に異なる画のようにに見えはじめ、夜の行燈の光の下では、非常に神々しい画となった。 ここまでは昨日の話。上述のように、今日は、この展覧会に3度目の訪問をして、《馬頭観音菩薩像》の載金の輝きを単眼鏡でジックリ鑑賞してきた。沢山のアクセサリーを付けた《如意輪観音菩薩像》にも載金がいくらか使われていることを確認した。鎌倉時代の《十一面観音菩薩来迎図》は、載金や金泥のオンパレード↓。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-05-31 23:58
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