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![]() ![]() 昨日、NHKで美術館紀行「メトロポリタン美術館Ⅲ」を観た。第二次大戦直後には、アメリカ人は日本人に対して嫌悪感をもっており、日本美術好きのアメリカ人はいたものの、メトロポリタン美術館が日本美術を購入するようなことは夢にも考えられなかったとのことである。しかし朝鮮戦争の際に、日本がアメリカの同盟国になったことで、その偏見が払拭され、一方アメリカを巡回した「日本国宝展」のすばらしさが日本美術への認識を深め、1950年代になるとメトロポリタン美術館でも日本美術の購入が始まった。そこで、今回の展覧会では、通常のような観賞の他に、光琳の署名と印章をいちいち見て回ることになった。 それはひとまず置いておいて、まずは肝心の二屏風の比較からはじめたい。これについては、旧知のアートブロガー「はろるど」さんのシンポジウム・メモのプリントアウトを持参した。 1.制作時期:燕子花図は40代半ば、八橋図は50代の半ば頃に描かれた。⇒信用 2.サイズ:燕子花図は八橋図よりも縦長で、横に短い。⇒確認 3.彩色:燕子花図は厚塗り。群青が際立つ。八橋図は薄塗りで輪郭線がわかる。全体に明るく、花びらにも色のグラデーションがある。⇒確認 4.橋のたらしこみ:八橋図の左隻にあるたらし込みが右隻では少ない。なお橋は何故か7つしかない。⇒確認 5.花の形態:燕子花図の花は大きく重い。また左隻の花には金泥が混じるが、右隻にはない。一方の八橋図はスリムな上、花びらが横へのびるカキツバタの性質をよく再現している。⇒確認 6.花群:燕子花図には花群の型紙由来のコピーがある。八橋図は同一作にはないが、燕子花図から取り入れたと思われるイメージが計4箇所見られる。⇒確認不能 7.構図:八橋図は一つの視点から眺めた構図で描かれている。燕子花図は左右で視点が違う。右隻は正面性が高く、左隻は対角線上に上からのぞき込むような視点。⇒確認 8.視覚効果:八橋図を右横から見ると橋の水平部分のみが、左横から見ると橋の斜めの部分のみしか見えない。⇒確認 さて、この二つの屏風の署名と印章は↓のようである。 ![]() わたしの祖父が持っていた澤田章編「日本画家大辞典」(大正2年7月1日初版、8月1日三版、啓成社)が手元に残っている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 酒井抱一の《光琳百図》の中に、光琳の《八橋図》を模したものがあるとのことで、大きなパネルで紹介されていた。これを見ると、橋桁や燕子花にはいくらか似ていないところもあるが、署名はソックリであることを確認した。(↓はクリックで拡大します) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-05-01 18:45
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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