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これは、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展の第3報である。
有名な《岩窟の聖母》は、ルーブル美術館とロンドン・ナショナルギャラリーにそれぞれ1点ずつある。 いずれもドーム状の形状であるが、パリの作品では上部に青空が描かれているのに、ロンドンの作品では、空は狭くなっている。 「上部のドーム状の部分や下部は切られて、現在の形になっている」とキャプションに説明されていたので、その分は割り引いて比較してみると、以下のようになる。 2.ヨハネの十字架: なし。これはパリのものと同じ。 3.ウリエルのマント: 赤。これはパリのものと同じ。 4.植物: パリのものともロンドンのものとも異なる。 まとめると、いわゆる「第3の《岩窟の聖母》」は、パリのの聖母に光輪をつけ、植物を変えただけなので、レオナルドが最大限譲歩した作品のような気がする。 これによっても支払者側が満足しなかったため、ロンドンの作品のように、イエスとヨハネにも光輪、ヨハネに持物、ウリエルのポーズと着衣の変更、さらに植物の再変更といった妥協を加えざるをえなかったのではないかと考えたい。 第1報はこちら。第2報はこちら。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-04-21 17:39
| ルネサンス
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