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「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展のメダマは、日本初公開の《ほつれ髪の女》パルマ国立美術館蔵に会えることである。
渋谷には、沢山のポスターが貼られている。 ![]() ![]() ![]() 小さな作品で、↑のチラシ2を実物の横に並べてみたが、チラシ2のような赤褐色ではなく、もっと暗い灰褐色だった。そのためか、それほど若くは感じなかった。 4月7日の「美の巨人たち」で、この画が取り上げられていた。この番組は、メモを取りながら見たので、その内容の一部を紹介したい。 やはり、「この女性がこちらを見ていない」のが何よりのポイントだとのこと。この画はポプラ板に描かれた未完成の作品で、その技法は、①下地を作り、②下絵を描き、③画面全体を赤褐色にして、④同色で筆を入れ、⑤透明なニスをかけ、⑥鉛白を塗るーという手順で、番組中で実演された。 モデルについては、諸説あるが、①デステ説:似ていない、②レダの習作説、③聖母の下絵説:正面でない、④追憶の中の母親説のなかで、レオナルドが母親のなかに美の理想・永遠の美・永遠の愛を求めたのだという④説をとっていたが、②の説も否定されてはいなかった。 今回の展覧会にはボルゲーゼ美術館蔵のレオナルド周辺の画家《レダと白鳥》が出ていたので、それと比較してみた。↓のようですが、いかがでしょうか。 ![]() ![]() 今回の展覧会については、まだまだ書きたいことがある。とくに、「紡錘の聖母」と関係がある《少女の頭部》と第3の《岩窟の聖母》については、それぞれ別報とする。 これ以外の、今回のお気に入りも、以下のように多数。 ・デューラー(レオナルド考案)《柳の枝の飾り文様》: レオナルドの出生地名の vinchi とは「紫がかった柳」で、その枝は編みやすく、利用価値が高い。 ・ボッカチョ・ボッカチーノ《ロマの女》: 小品だが忘れがたい女性。 ・トンマーゾ・ディ・ステーファノ・ルネッティ(帰属)《ターバンの女》: 黒い背景から浮き出している女性。 ・マッツィエーレ《平和の寓意》: フレスコ。幕の後ろに、戦争の象徴である「兜」をつぶしている女性。 ・レオナルド《衣紋の習作》2点: 巧いですね。さすが天才。 ・サライ《ほつれ髪の女》(模写): 結構巧い。 ・サライ(レオナルド下絵)《聖母》: これもなかなか。 ・《アイルワースのモナリザ》: 背景は描かれていないが、レオナルドの1503年の未完成作という説がある。そうだとすると、「若きモナリザ」である。 【追記 2012/10】 ダヴィンチ財団が、これもレオナルドの真作と鑑定した。デジタル解析、炭素同位元素年代測定の結果、レオナルド自身が同一女性を約10年前に書いたものと判定された。記事はこちらである。 ![]() ・作者不詳《モナリザ彫像》: 白大理石像。 ・サライ(帰属)《裸のモナリザ》: レオナルドの構想のよるとのこと。ちょっとイヤラシイが・・・、 ・作者不詳《裸のモナリザ》: 茶褐色で、こちらのほうがマトモ。スフマートが使われている。 ・フォンテンブロー派《浴室のふたりの女性》: あの有名作品がルーヴルから来ていた。 ・16世紀中葉フィレンツェの画家《レダと白鳥》: ミケランジェロの模作? ・フランチェスコ・バルトロツィの銅版画《レオナルドの肖像》と《若い男(サライ)の肖像》 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-04-21 10:38
| ルネサンス
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