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2010年から始まっているこの番組。3年目に入って、今回はパリのプティ・パレ。
展示されている18世紀の古典主義絵画としては、ダヴィッドの《セネカの死》やモンシオの《アギスの死》。 19世紀のクールベの《セーヌ川のお嬢さんたち》↓の一人は下着姿で、ボートは近くに男性がいることを表している。すなわちこの「お嬢さんたち」は「娼婦たち」だと非難された。 印象派の作品としては、モネの《ラヴァクールの日没、冬の効果》は、マルモッタンの《印象、日の出》を想起させる素晴らしい画↓。 再び《黒い犬を連れた自画像》↓や《田園の恋人たち》などクールベの登場。 クールベは、1819年、この地の裕福な地主の息子に生まれている。街にはクールベの《かじか捕りの少年》像が建っているが、これはクールベの少年時代の姿なのだろう。 クールベ美術館の一部に、彼が過ごした建物が保存されているが、彼の部屋には絵具入れ箱が置かれている。屋外で画を描ける時代になっていたのである。 2005年に、三鷹市美術ギャラリーで「クールベ美術館展」が開かれたが、その時の記事はこちらである。 クールベ美術館には、この画家の《ナアンの橋》、《仔山羊を抱く村の娘》↓、《オルナンの製紙所》↓↓、《オルナンの少女》などが展示されている。 クールべは、1840年、パリのソルボンヌ大学法学部に入学するが、結局、画家になってしまった。番組では、パリで彼が住み始めた「ラ・アルプ通り」や彼のアトリエがあった「オートフィユ通り」が紹介された。 第1回パリ万国博(1855年)には《オルナンの埋葬》(オルセー美術館蔵)を提出したが、出展を拒否され、「アルマ広場」で歴史上初めての個展を開くことになった。 1867年の第2回パリ万博でも同様だった。クールベの《眠り》は、この第2回万博の前年の1866年に描かれたものであるが、同性愛の二人の女性が抱き合っており、室内には女性好みの品々が描き添えられている↓。 プティ・パレには、45,000点もの作品が所蔵されているが、入場料は無料とのことである。 美術館としてのプティ・パレの紹介とクールベの生涯や作品の紹介が渾然一体となった不思議な構成の番組だった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-04-10 23:19
| 国外アート
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