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3月に入り、急に暖かくなった。早速に「美術散歩」開始。まずは近くの渋谷から。
写真2は、太宰治。織田の写真を撮った時に奥にいた太宰が「おれも撮れよ」と言ってきたため撮ったもの。残っていた最後の1枚のフィルムで、トイレの便器をまたいで撮ったものだという。これが林の代表作の1枚となっているが、本人としては他にもっと良いものがあるので納得していなっかったらしい。 写真3は、川端康成が鋭い眼で骨董品を見つめているところ。初めのうちは、畏れ多くて、なかなか川端の近くでクローズアップ撮影することができず、このように近くで撮れるようになったのは20年間も付き合ってからだとのこと。 写真4は、三島由紀夫。彼の性格が出てくるような写真を撮るのが難しかったとのこと。撮影時間にはいつも早めにきているような几帳面さがあったのに、その後ボディビルを始めたり、あのような最期をとげてしまった三島の性格について興味ある考察が記されていた。 林忠彦の作品には、このように必ずストーリーが内在しているだけでなく、撮影対象の性格が非常に正確に映し出されている。林本人はこれはその対象の人物が一流の人物であるためだと述べていたが、林自身が一流の写真家だからこその言葉だと思った。 なかなか良い展覧会だった。会場には、年配の男性が多かったが、3人の若い人が熱心に見ておられる姿が印象的だった。ちょうどそのうちの一人、唯一の女性が見おわられたようだったので、写真撮影を頼んだ。会場は全体としては撮影禁止だが、太宰の大きなパネルと椅子の場所だけは撮影可能だったのである。 ↓は、このミューズの撮影作品。とても上手い。写真家を目指している方だったのだろう。感謝。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-03-01 19:34
| 映画・写真
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