記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
1月2日と4日の2回に分けて見ることとなった。この展覧会には、「中国が世界に誇る至宝、ついに国外へ 神品《清明上河図》」という大げさなキャッチフレーズがついており、初日の正月2日から大行列。混雑情報をみて、初日は閉館時間に近い午後3時ごろに平成館に行った。館前には行列はなく、しめしめと思ってエスカレータを上ると、そこには「神品」コーナーへの大行列。これを見て、神品以外の一級文物を見ることにした。それでも時間が足りなくて、最後は駆け足になってしまった。
この展覧会の「神品」以外の見どころは、次のようになっている。 1.門外不出の宋・元時代の書画全41件のうち。39件が日本初公開 2.知られざる名品。空前の規模の北京故宮展。出品作品の約半数が国宝級(一級文物)。 3.皇帝コレクションの粋。宮廷美と壮大な世界観。 北京は仕事で3回行っているが、最初に行った2002年に、「紫禁城」の観光をした。その時の案内書は→であるが、なるほどこの本は「故宮博物院内紫禁城出版社」の刊行となっている。この時には、良い美術品はほとんど台北に行ってしまったといわれたが、まだまだたくさん残っていたのである。 まず第1会場に入ると、第Ⅰ部は「故宮博物院の至宝‐皇帝たちの名品-」。 その第1章には、書画が並んでいる。 図巻のお気に入りは多数で、とても書ききれないが、中国絵画の至高の時代といわれる北宋時代の燕粛の《春山図巻》↓は華北山水画。 書では、北宋の蘇軾、蔡襄、米芾、黄庭堅、徽宗、南宋の呉琚、元の趙孟頫、鮮于枢などが印象的。とくに黄庭堅(↓)の狂草は完全なアートであり、徽宗(↓↓)の痩金体は性格を表した細い楷書。 第Ⅰ部、第2章は、工芸。 まずは青銅器や玉器は軽く流して、 陶磁器へ。大好きな青磁が2点出ていた。実物の色あいが図録の色と大分違っている。↓(左)は汝窯青磁(雨後の天青色(伝世品は世界で74点のみ。うち台北・故宮博物院に21点、北京・故宮博物院に15点)。図録の青過ぎる写真をちょっと修正してみたが、完璧とはいえない。↓(右)は大阪市立東洋陶磁美術館の「北宋汝窯青磁」の図録からとったものであるが、これほど極端ではないが、このように少し灰色がかっている。 【註】 第2報、第3報 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2012-01-05 17:04
| 東洋アート
|
ファン申請 |
||