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今を時めく現代アート・キュレーター長谷川氏の新著(2011年11月10日、NHK出版新書364)を読んだ。
そこで今注目すべきアーティストの作品と観賞のポイントのガイダンスを受けながら、上記の『なぜか』の追求法を読みだした。 章立てとアーティスト名は下記のようである。 第1章 本画の遺伝子: 村上隆、奈良美智、落合多武 第2章 出会う場所でアートは変わる: 草間弥生、オラファー・エリアソン、レアンドロ・エルリッヒ、マイケル・リン 第3章 アートが科学を越えるとき: ジェームス・タレル、池田亮児 第4章 「見る」ということ: ソフィ・カル、河原温、アンリ・サラ 第5章 身体性を呼び覚ます: エリオ・オイチシカ、リジア・クラーク、エルネスト・ネト、サラ・ジー 第6章 アートのポリティククス: マシュー・バーニー、フランシス・アリス、ロバート・スミッソン、蔡国強 第7章 越境するアート: SANAA、石上純也、トビアス・レーベルガ-、リクルット・ティラバーニャ、シムソン・ギル、wah、フセイン・チャラヤン 自分のブログやHPを検索してみると、上記下線の13人がヒットした。本著で述べられている26人のうちの半数であるから、現代美術が苦手な私「とら」も仲間の若手ブロガーのおかげで、現代美術の半可通となっていることがわかる。 東京都現代美術館はもとより、金沢21世紀美術館、岩手山感覚ミュージアム、下山発電所美術館などにもでかけているのだから、まんざら素人というわけでもないが、本書の「よくわからないけれど、なぜか惹かれる」というのは私のようなものをいうのだろう。したがって本書のレビューを書く資格はないが、序論の部分から、お気に入りの文章を選び、ちょっとした感想を述べることぐらいは許されるだろう。 ・アートは、時を越えて生き残る「適時性」と、共有する現在をときめかせる、いまを生きていきるという「共通性」の、二つの力をあわせもっている。・・・「忘れられていくものはアートとはいえない」ということになりますね。 ・一方で、現代とそれ以前では、一点、決定的に違うことがあります。デジタル記憶装置が普及した1990年代の後半以降、「物」として残っていかなくても、「情報」として歴史に残っていくという選択肢がでてきた。・・・すべてが情報宇宙の「ゴミ」として残ってしまうのも困るので、何かを捨てていくという「ゴミ捨て作業」が必要になりませんか。 ・何がいいアートで、残っていくアートなのか、私たちの生は、アートにどのようにかかわっていくのかという根本的な問いを、多様な形で考えてみるのは面白い。・・・面白すぎて困りますが、これが本書の狙いなのですね。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2011-12-02 15:50
| 現代アート(国内)
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