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歌川国芳の門弟は大勢いるが、知名度にしたがって勝手に「格付け」してみると
A:月岡芳年、落合芳幾、川鍋暁斎 B:揚州周延 C:歌川芳虎、歌川芳艶 D:歌川芳信、芳房、芳勝、芳富、芳政、芳鶴、芳員、芳雪、芳豊、芳為、芳重、芳形、芳宗、芳村、芳春、芳盛、芳菊、芳梅、芳辰、芳秀、春暁 本展は、このうちの歌川芳艶(うたがわ・よしつや)という浮世絵師の世界初の展覧会。先月・先々月にこの美術館で開かれた歌川国芳展は、大変な人出だったようだが、チラシの画像はほとんど見たものばかりだったので、パスして国芳の画風を継承した芳艶の展覧会を見に行ってきた次第である。 会場はガラガラだが、なぜか外国人の観客が多い。日本人は画家の名前を重んじ、外国人は画そのものを評価するという習性が今も続いているのだろうか。 概観すると、芳艶の得意は「武者絵」、中でももっとも迫力があるのは、大判三枚続きもの。会場には「美人画・風俗画」、「役者絵」、「戯画」、「風景画」も少数ずつ出ていたが、「武者絵」にくらべれば大分見劣りがする。 以下、お気に入りをいくつか挙げる。会場のキャプションの説明は短く、別売りのリーフレットは画像だけ。芳艶を見に来る観客にくどい説明は不要とのことかもしれない。 曲亭馬琴作、歌川豊国画の読本『四天王剿盗異録』(文化3年(1806年)刊)の巻之七、赤山の乾の谷において強盗の首領袴垂保輔と妖童鬼童丸が妖術を戦わす場面。鬼童丸が炎と大蛇をけしかけると、保輔は負けじと水と大鷲を繰り出す。 ・《破奇術頼光袴垂為搦》(奇術を破って頼光袴垂をからめんとす)↓ これも『四天王剿盗異録』の巻之八、源頼光が足柄山で熊とウワバミの戦いを見る場面がもと。この戦いは保輔の幻術によるもので、この間に保輔は頼光の荷物を奪い取る。キャプションによると、大蛇は一橋慶喜、熊は徳川家茂を暗示しているかもしれないとのこと。 ・《為朝誉十傑(鎮西八郎と四頭九郎)》↓ ・《為朝誉十傑(白縫姫と崇徳院)》↓ ・《文治三年奥州高館合戦自衣川白竜昇天》↓ ・《本朝武者鏡 二位の尼》↓ ・《八嶋壇浦海底之図》↓ 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2011-08-07 14:47
| 浮世絵
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