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副題は「31人の気鋭作家が切り拓く、現代アートシーン」。
「冒険家マルコ・ポーロが、わが国を黄金郷であると伝えた時と同じように、いま日本は新鮮な発見と驚きをもって世界に迎えられている。今回の展覧会も国内の高島屋をまわった後、外国にも展開する予定である」とのこと。これが外国の画廊主の言葉ならば、説得力があるのだが、日本のギャラリーからの言葉だといささか注意して聞かなければならない。 ![]() その中で、会田誠《大山椒魚》や山口晃《歌謡ショウ図》はおなじみ。ただ、これらは日本的なイメージなので、欧米ではどのように受け取られるだろうか。 池田学の小さい作品も良かったが、大きな《仏陀》がダントツ。細密なモティーフと大きな仏の対比は、ブリューゲルの《バベルの塔》を想起させた。この作者の作品は欧米でも十分に通用するだろう。 天明屋尚の刺青画、町田久美の《とまり木》、宮永愛子のナフタリン芸術はわが国では有名だが、外国でも通用しそうな気がする。 三瀬夏之介の《だから僕はこの一瞬を永遠のものにしてみせる》は、チラシ↑の上段の巨大な屏風絵。墨だけではなく、胡粉、アクリル、インクジェットのコラージュである。縄文のエネルギーの爆発のようだ。こういった祖先からのDNAを揺さぶるアートが、どの程度外国人に受容されるか見ものである。 日本の得意技のアニメーションにお気に入りが多かった。ゆっくり時間をかけて楽しませてもらった。 まずは、鴻池朋子の《minio-Odyssey》。スクリーンに相当する台座が本のように中央がくぼんでいるだけで、実際にマンガの本を読んでいるようだった。 次に、近藤聡乃《てんとう虫のおとむらい》が、今回のマイベスト。白黒に赤だけの色の使い方に安心感が持て、ストーリーも面白かった。 もう一つのアニメ、束芋の《にっぽんの台所》は以前にも見たが、またしっかり見てしまった。 その他に印象深かったのは、指江昌克の《moon》、熊澤未来子の《侵食》、渡邊佳織の《開け心》。 青山悟、石原七生、上田順平、O JUN、岡本瑛里、風間サチコ、樫木知子、熊澤未来子、染谷聡、棚田康司、南条嘉毅、藤田桃子、森淳一、山口藍、山﨑史生、山本太郎、山本竜基、吉田朗、龍門藍などの作家はこれからよく見ていこう。 (追 加) 高島屋の6階美術画廊の展示が必見。 まずはジパング関連の「Nippon現代アート外伝」。近藤聡乃の《てんとう虫のおとむらい》のアクリル箱詰めが傑作だった。 それより強烈だったのは「妖怪奇譚-金子富之展」。山形在住の孤高の妖怪絵師・金子富之の個展。恐るべき日本画です。 ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2011-06-02 19:29
| 現代アート(国内)
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