記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
今回のような地震・津波・原発破損という大災害が起ると、世の中全体が暗くなり、自分の行動も控えめになる。しかしそれでは日本経済が先細りになってしまう。大分暖かくなってきたので、家内と一緒に上野に出かけた。
![]() ![]() ![]() ![]() 今回の展覧会は、①黒い版画、②淡い色の紙、③明暗法(キアロスクーロ)、④版製作(ステート)の4部構成。 総じていえばレンブラントの画面の明暗法の探求過程を明らかにするという意欲的なもの。サブタイトルの「天才が極めた明暗表現」はこのことの直接的な表現である。 説明の文章が難解だったが、重ねられた版(ステート)や用いられた紙の選択を通じて、レンブラントの光と闇の表現に関する努力の跡を直接目にすることができた。 展示リストは、画家名、作品名、製作年、所蔵先だけという単純なもので、不親切の極みである。 版画・素描・油彩の区別すらなく、ましてエングレーヴィング・ドライポイント・エッチング・アクアチントといった製作法、紙の種類、ステートなどについてはまったく触れられていない。 特に、第4部の《3本の十字架》(合計4ステート)は、ルーヴル(ヴェラム)、大英博物館、アムステルダム国立美術館(和紙)、レンブラントハイスの4箇所、《エッケ・ホモ》(合計8ステート)は大英博物館(和紙)、メトロポリタン美術館(和紙)、ボイマンス(ヴェラム)、アムステルダム国立美術館、レンブラントハイスの5箇所から来ているのに、同じ作者名・同じ題名・同じ製作年を並べ、異なるのは所蔵館名だけという鈍感な展示リストは噴飯物である。 (註:今回の展示のヴェラム版《3本の十字架》↓は、ルーブル蔵のもので、アムスからは和紙版が出ています。) ![]() ![]() ![]() ![]() 油彩画では、ルーヴルから来た美しい《ヘンドリッキェ・ストッフェルス》↓。これが高級娼婦というのは本当なのだろうか。 ![]() ![]() ![]() 特に、前者については《羽根付き帽子をかぶる自画像》、《羊飼いへのお告げ》(ポスター↑中央)、《ユダヤの花嫁》、《3本の木》、《エジプト逃避》、《オンファル》(ポスター↑左)、《ヤン・アセレイン》、《ヤン・シックス》↓、《病人たちを癒すキリスト》、《イタリア風景の中の聖ヒエロニムス》(ポスター↑右)、《パンケーキを焼く女》、《レンブラントの母》、《サスキアを伴う自画像》、《モデルを描く芸術家》、《松明に照らされる十字架降下》や上述の《3本の十字架》、《エッケ・ホモ》との再見を楽しんだ。 ![]() ステートによってこんなに白黒の色調が異なるということは今回のように並べて展示してもらうとよく分かる。刷りの差は紙の差にも関係があるのだろうが、色調の違いは明瞭である。 17世紀当時、和紙を使用した版が好まれたとのことであるが、淡い茶色が基調の紙に残っている白黒のコントラストが非常に強く、それでいて全体の感じは柔らかである。しかし暗い部分における詳細が見えにくいという感じは否めない。 一方、西洋紙を使用されたものでは、暗い部分でもモチーフの詳細を読み取ることができるが、明暗の差が少ないため平板に感じられ、芸術性はやや劣る。オートミール紙は濃淡については両者の中間のようだが、なんとなくざらついて見える。ヴェラムを使ったものではこのようなザラツキ感はなかった。 レンブラント没後の「後刷り」も出ていたが、日本の浮世絵の「後摺り」との違いが興味深かった。これについては、作者と版元の違いなど考えてみることは多いのだろう。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2011-04-08 18:48
| バロック
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||