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福富太郎コレクションの近代美人画は今まで何点も見ているが、まとめて見るのは初めてのような気がする。総勢30人・総点数70点だから中規模の展覧会である。
第1部は、鏑木清方 鏑木清方の《薄雪》や《刺青の女》は、1992年「鏑木清方展 @日本橋高島屋」以来の再会。 前者↓は今回のチラシやチケットのヴィジュアルに使用されているが、近松門左衛門の心中物「冥土の飛脚」に取材したもので、大阪の飛脚問屋の養子忠兵衛と新町の遊女梅川の死を覚悟した最後の抱擁。会場にはこういう説明がないのはちょっと不親切かな。 菊池容斎の《塩谷高貞妻出浴之図》↓には、塩谷判官の妻の入浴姿をのぞき見する高師直が背景に描かれている。天保13年の作というが、天保の改革時代の作品としては驚くべき大胆な描写である。 富岡永洗という画家は今回初めて知ったが、浮世絵も勉強していたことがあるという。彼の《秋雨》という作品の鮮やかな色彩は印象的だった。 第3部は、「西の美人画」: 上村松園、秦テルヲ、甲斐庄楠音、北野恒富、島成園ら 伊藤小坡の《つづきもの》は、天心記念五浦美術館で見て以来、お気に入りとなっている。 甲斐庄楠音の《横櫛》の3ヴァージョンについては、以前ブログに書いたが、いずれも兄嫁の全身像だった。今回の半身像は初見だが、あまり毒々しさは感じない。 松本華羊《伴天連お春》は、2008年の「南蛮の夢、紅毛のまぼろし @府中市美術館」以来の再見。キリシタンの遊女「朝妻」が、小石川のキリシタン屋敷で処刑される前に、「せめて桜をみてから死にたい」と望んだとの悲話にもとづく。着物には「朝妻」という名前が染めこまれていた。
by cardiacsurgery
| 2011-03-11 09:15
| 国内アート
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