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横須賀美術館の「ラファエル前派からウィリアム・モリス」展は12月26日に展示を終了した。そこに出ていた作品のうち最も官能的な画はロセッティーの《レディ・リリス》52 x 43 cm↓。個人蔵のものなのだが、栃木県立美術館に寄託されている作品なので、以前に見た気もする(1997年に見ていた:記事はこちら)。
![]() アダムの最初の妻リリスこのように、リリスは、金色の長い髪で男性を誘惑してその肉体と魂を捕らえ、食べてしまうファム・ファタル。ロセッティーがモデルとして元娼婦で彼の情婦でもあった肉体派のファニイ・コーンフォース Fanny Cornforth を使ったのは大正解。 彼女は豊かな金髪をくしけずり、鏡に映る自分の顔をナルシスチックに見入っている。手首を飾るリボンは誘惑の赤色。 左上の鏡台に置かれたジギタリスの花は毒性が強く、心臓の薬として使われたこともある。窓辺の火の消えた蝋燭は神の不在を表す。テーブルのピンクのハート形の瓶は、犠牲者となった男性の心臓を暗示している。 背景の薔薇は愛と情熱を、手前の芥子の花は眠りと死を象徴した「彼女の花」。 1868年に完成した油彩画は、リヴァプールの船主の F.R.Leyland が購入した。しかし、この作品があまりにも官能的で卑俗だからというLeyland の意見で、1872年にはロセッティーの手元に戻ってきた。 その結果は、悲惨だった。ロセッティーが代わりに選んだモデルは冷たい表情のアレクサ・ワイルディング Alexa Wilding だったからである。このように描きかえられた油彩画(96.5 x 85.1 cm)↓は、現在、デラウェア美術館にある。 ![]() ![]() ![]() 最後に、これら4点の《レディ・リリス》の顔を並べてみたが↓、コーンフォースと思われる3点(左から#1,#3,#4)も少しずつ違っているような気がする。 ![]()
by cardiacsurgery
| 2010-12-28 11:05
| 国外アート
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