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12月5日の日曜の夜に、BS朝日で特別番組「ダ・ヴィンチの指紋」を見た。これは草思社から発刊されたマーティン・ケンプとパスカル・コット共著の単行本「美しき姫君-発見されたダ・ヴィンチの真作」を下敷きにした番組。ケンプはオックスフォード大学美術史学科名誉教授、コットはマルチメディア高解像度の発明者で、リュミニエール・テクノロジー社の代表である。
1998年1月、ニューヨークのクリスティーズ・オークションで、19世紀に出品された無名の《ルネサンスのドレスを着た少女の横顔》が、ニューヨークの画商によって1万9千ドル(約250万円)で落札された。羊皮紙に女性の横顔が3色のクレヨンと黒インク描かれたこの小品は、19世紀のドイツではルネサンスの画法で習作を描くことが流行していたのでその一つと考えられていた。 ![]() シルヴァーマンから鑑定を依頼されたケンプ名誉教授は、広範囲に亘って施されているハッチング(線影)の描線が上に凸のカーヴを描いているため、左手のよって描かれたものであることを発見した。さらにこの画の左上に画家の指紋が残っていることも見出された。 パリの「リュミエール・テクノロジー社」のパスカル・コットが開発した2億4千万画素という高解像度撮影が可能なマルチスペクトル・カメラで解析すると、この指紋はダ・ヴィンチの《聖ヒエロニムス》に残された指紋と一致することが分かった。この指紋の放射性炭素年代測定法・赤外線・等による「年代測定」によってこの画が描かれたのは15世紀半ば~17世紀半ばであるとされたとのことである。 ![]() この画が羊皮紙に描かれたものであるということは、これが綴じられた書物の一部であることを示唆している。彼女の婚礼祝いか追悼のためかに、王から指示され製作されたものだったのかもしれない。ダ・ヴィンチの作の中には、羊皮紙を使用した画は1枚もないが、フランス人画家ジャン・ペレアルに羊皮紙の制作方法や彩色法について問い合わせた記録が手記に残っている。羊皮紙の年代測定で、1440~1650年と判定されていることも上記の説を補強する。 面白い番組だった。日比谷公園で開催予定のダ・ヴィンチ展のプレリュードのような気がした。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-12-07 19:56
| ルネサンス
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