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中国から舶来した唐以降の書画の傑作が並んでいる。11月14日までの前期に間に合った。後期は絵画だけの入れ替えだが、12月12日まで。なかなかすっきりとした展示であった。
1.中国絵画 ・伝夏珪《山水図》 夏珪は南宋中期の画院画家。山水画をよくし馬遠とともに「馬・夏」と並称された。本図は唐絵の最上のものとして珍重された。本来向かって左方にさらに景観が展開していたことが探幽縮図によりわかっている。近衛家旧蔵。 ![]() この猿図は写実を越えた表現をもっており,宋画の中でも名品として知られている。中国の猿ではなく日本猿といわれ、水墨のみならず金泥を用いた毛描きはきわめて繊細で自然である。南宋の画院画家である毛松の作の伝承は狩野探幽にはじまるものと思われ,その根拠は乏しい。武田信玄より曼殊院覚如に寄進された由緒がある。 ![]() 蘿窓は南宋末の禅僧。水墨画の名手の牧谿と画意が等しいといわれた。本図は、文・武・勇・仁・信の五徳を備えるといわれる午前四時頃の鶏を描いたもの。大悟した禅僧の姿のようにも思われる。浅野家旧蔵。 ![]() 文伯仁(1502-73)は、文徴明の甥。林泉に清遊する文人の姿を白描風の清逸な筆致で描いている。万壑松風・万竿烟雨・万頃晴波・万山飛雪という「万」字を冠する自題があるため《四万山水図》と総称されている。↓は万壑松風の部分。 ![]() 黒田家に伝わった唐絵手鑑。宋元明の画家たちの作品が2帖に収められている。夏珪は馬遠の「筆」に対し、「墨」といわれ、滋潤な墨色の美しさが特徴とされる。樹林の間に「夏珪」とみられる落款がある。 ![]() 蕭雲従は明末清初の個性派の文人画家。文徴明に代表される呉派の画風を基礎に董其昌以後の奇想と幻想を摂取した作品を描いた。清の乾隆帝旧蔵品。 ![]() 2.中国書跡 ・国宝《世説新書巻第六残巻》 後漢から東晋に至る逸事を収録した『世説新語』の唐時代の写本。本文には平安時代における博士家の乎古止点と訓が朱書きされている。現在は個人2名・京都国立博物館・東京国立博物館に分蔵されている。 ![]() 北宋四大家の一人として知られる黄庭堅(1045-1105)が,王ソウと史扶のために起草した墓誌銘二篇の合装したもの。王ソウと史扶は,それぞれ1086、1099年に亡くなっているから,前者は黄庭堅が42歳前後、後者は55歳前後の揮毫。文中に加筆訂正の跡が著しい。 ![]() 南宋時代のもの。京都・東福寺伝来。豪快な筆致である。梅原龍三郎旧蔵。 ![]() ![]()
by cardiacsurgery
| 2010-11-16 14:22
| 東洋アート
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