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家内はこの手の画が好きではない。そこで私だけが出かけた。クリムトの画は、風景画はまともなのに人物画になるとすこぶるエロティックなものがものが多い。中でも豪快なのは178X198の大きな「死と生」である。左側に青い着物を着た骸骨、右側に大勢の男女と子供が絡み合い、派手な明るい布に包まれている。こういうのが芸術というのであろうか。本当に世紀末のウィーンは爛熟・退廃しているように見える。
これがシーレとなると、いっそうデフォルメがかかり、エロチシズムもさらに激しくなってくる。風景画にしても「晩秋の小さな木」のように枯れ木であったり、「小さな街」のように誰も住めそうもない町であったりするのだが、人物画にいたっては思わず顔を赤らめるものが多い。その中では「ほほずきの実のある自画像」と「ヴァリーの肖像」のペアやクリムトとのツ-ショットである「隠者たち」はそれなりに迫力がある。 いずれにしても20世紀の世紀末よりも、19世紀の世紀末のほうが凄い。(1997.4a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-07-05 21:32
| 印象派後期
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