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素晴らしい第1級の展覧会であった。まずバルビゾン派の画が美しい。ミレーの「柵のある風景」の近景のガチョウと遠景のヒツジの取り合わせが面白い。
ブルトンの「落穂拾い」は、オルセーにあるミレーの同名の作品に勝るとも劣らない作品である。貧しい人々、それも女性と子どもだけが、自分達の食べる麦を拾っている。遠くには裕福な地主が村人を雇って、多量の収穫をしている姿があり、近くには棒のようなものを持った警備員が、収穫地より一定の距離外で落穂拾いをするように監視している。しかしこれは必ずしも社会主義的思想に基づいたものではなく、富者と貧者の平和的共存という保守派の都合の良い考えによっているのであろう。なぜなら、このような画を購入してくれる人に貧者はいないからである。ブルトンの「熊手を持つ少女」も美化されすぎて、農村の実態からかけ離れた女神像のように描かれている。レルミットの「休息する収穫者たち」も理想化された農民像である。 ギョーメ、ジェローム、フロマンタンらのオリエンタリスム絵画も一級品である。 印象派絵画も揃っている。特に、モネの「アルジャントゥイユの船だまりとヨット」の黄葉がすばらしい。ゴンザレスとモリゾの画を並べているところも面白い。「サクランボを食べる少年」は以前に、ボナール展で見たが、何度見ても良い。(1996.9a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-06-12 20:22
| 国外アート
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