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過去5年間、この東武美術館でエルミタージュ美術館展が開かれてきた。
1.1992年:17世紀オランダ・フランドル絵画 2.1993年:イタリア ルネサンス・バロック絵画 3.1994年:フランス バロック・ロココ絵画 4.1995年:19-20世紀 フランス絵画 5.1996年:16-19世紀 スペイン絵画 このようにしっかりと分類して毎年立派な作品を見せていただいたことに、心からの感謝を捧げたい。 今回のスペイン絵画も素晴らしい。ルネサンス時代のスペイン絵画は今回はじめて観たが、やはりイタリア・ルネサンスの強い影響下にあったことがよく分かった。エル・グレコだけはおなじみである。今回の「聖パウロと聖ペテロ」は堂々とした画である。聖ペテロは例によって天国への鍵を持っているが、聖パウロは書物だけで剣は持っていない。グレコの故郷のクレタ島にはじめてキリスト教を伝道したのは、聖パウロであったそうで、この画の聖パウロはグレコの自画像となっている。 リベーラの「聖オヌフリウス」は大傑作である。特に髭や髪の毛の表現になんともいえない味がある。スルバランの「聖母マリアの少女時代」の輝く瞳も忘れがたい。ベラスケスのものは肖像画だけでパッとした物はなかった。ムリーリョは素晴らしい画が何枚も来ていたが、極めつけは「無原罪の御宿り」である。ゴヤの「女優アントニア・サラーテの肖像」も迫力があった。(1996.7a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-06-06 20:14
| バロック
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