記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
シカゴの美術館には1980年に、その前まで家内と出かけたのであるが、あいにくの休館日で、悔しい思いをしたことがある。今回はネットで十分調べてあるから、心配は無い。
チケットを買おうとすると、「お前は何歳か」と訊く。55歳以上は半額だというのである。パスポートを見せて半額にしてもらって、館内に入るや、いきなりカイユボットの大きな絵にぶつかるようになっている。雨の日の傘の花が開いている美しい絵である。それから左回り(時計回り)に廻ったが、古い作品から時代順に並んでおり、分かり易いのであるが、有名な作品の林立で、出てきたときには、本当に疲労困憊状態であった。 翌日、体勢を立て直して、再挑戦した。半額なのだから、これで一日分である。高齢者はどうせ一日では半分しか見られないということで半額にしている??? 今回は反時計回りに新しい物から古いものへという順序で廻った。やはり疲れたが、2日目だから余裕があった。16年前に見逃し、今回もこれなかった家内のために重いカタログを買って帰国した。(1996.6a) (追記) 国際学会の理事会があってシカゴに行った。この会に出席する日本人は私だけであるから、成田を出ると英語の世界である。しかし、これはJALである。私はエキュゼキュティヴの一番前、通路側に坐った。窓側にひげを生やした色の浅黒い男が坐っていた。年齢はそれほどではないが、すでにタイムかなにか、英文の雑誌を読んでいる。どうもこれは要注意・・ということで一応警戒する。日本人スチュワーデスも、私たちの座席にはなにか殺気を感じたらしい。典型的な日本人顔の私にも英語で話し掛けてくる。しょうがないので英語で答える。隣のアラブ人も英語でいろいろ頼んでいる。 ところが食事になると、どうも酒の飲み方が私と同じである。これはひょっとして日本人? 意を決して訊くと、やっぱり日本人! 既にだいぶアルコールが回っていたこともあって、すっかり意気投合してしまった。この男はシカゴで店を出しているという。若いのに大したものだ。私も大学の教師で会議に出席するためシカゴに1人で行くといったところ、「今晩一緒に食事しませんか」とお誘いがかかった。どうせ一人旅、ということでOKした。夕方自分の泊っているホテルにその人が大きな白い車で迎えに来て、中華街に連れて行ってくれた。 これが不思議なお付き合いの始まりで、彼が東京に来ると一緒に食事したり、彼が原宿に開いたお店の開店のお祝いに駆けつけたり、最後には彼の結婚式でスピーチを頼まれるほどになっている。これがこのシカゴ旅行の一番の収穫であった。もちろんシカゴの美術館のことはしっかりと今でも覚えている。(2003.10a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-06-05 20:11
| 国外アート
|
ファン申請 |
||