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レオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿」の展覧会である。場所は庭園美術館。これは白金台の旧朝香宮邸を美術館として公開しているものである。1933年の建築とのことであるが、今世紀前半欧州で流行したアール・デコ様式を現在に伝える貴重な建物である。ウィンザー城立王立図書館所蔵のこの「エリザベス2世女王陛下コレクション」を陳列しても決して見劣りしない貫禄と優美さを備えている。
館内に入ってみると、ブラインドが厳重に下ろされ、照明の光量が極端にしぼられている。梅雨時ではあるが、エアコンをきかして寒いくらいである。このような配慮がこの貴重な文化遺産の保護上必要であり、もちろん文句をいうべき筋合いはない。 館内の鑑賞者には若いカップルが圧倒的に多い。耳に入ってくる若い男性たちの話の具合では、どうも医学生か若い医者が多いようである。時折ラテン語も交えてさかんに彼女に講釈している。私のお目当ての心臓の絵はブルーの画用紙に褐色のインクで描かれ、有名な鏡文字が細かく書き込まれている。冠状動脈や冠状静脈洞は見事に描かれ、弁の開閉の図に至っては驚嘆すべきものであった。 一見の価値は十分にある。東京のあと名古屋でも開かれると聞いている。是非お見逃しのないように。(1995.5a) 目黒駅までバスで行き、美術館までちょうどよい距離の散歩である。ダヴィンチはあらゆることに好奇心があり、また才能もあったので色々の分野で活躍している。画家というより、科学者だ。15世紀にはすでに人体表現に関心が高まり、皮膚の下にも関心を抱き始めた。彼は30体もの解剖を行って丹念に観察したといわれている。 「胎児と子宮の内部」を見ると、果たして本当に妊婦を解剖したのかしらとぞっとした。 今回の展覧会は主人が 職業上行きたいというのでついて行ったまでで、いくら美術鑑賞が趣味で、ダ・ヴィンチといってもあまり見たくないものであった。(1995.5t) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-05-09 19:54
| ルネサンス
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