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エルミタージュ展の第2弾である。今回はルネサンスである。このような世界の至宝をいながらにして楽しめる日本となったのである。第二次大戦直後の貧しい時代には夢想だにできなかったことであり、鉄のカーテンの時代でも困難だったものが、向うからやって来る。これを幸せといわないで、なにが幸せであろうか。
特にジョルジョーネの「風景の中の聖母子」が素晴らしい。ジョルジョーネといえばヴェネツィア派でも、横綱級の巨匠であるが、意外と見る機会が少ない。私の好きな作品はエルミタージュの聖母子像が第一である。特に聖母マリアに顔が優しく、赤と緑の服装も優雅である。背景に拡がる谷、森、館、遠くの山々も独特な輪郭のぼやけと微妙な陰影を伴って、一度見たら忘れられない絵となっている。 ペルジーノの「若い男の肖像」、ボッティチェリの「聖ドミニクスと聖ヒエロニムス」、パルマ・ベッキオの「キリストと姦淫の女」、ロレンツォ・ロット の「老人の肖像」、ベッカフーミの「聖女カタリナの神秘の結婚」、ティッツィアーノの「若い女性の肖像」と「全能者キリスト」、ヴェロネーゼの「聖女カタリナの神秘の結婚」と「キリストの復活」、アンニバーレ・カラッチの「キリストの墓を訪れる聖女たち」などの油彩画の他に、フィリッポ・リッピ、ポントルモ、パルミジァニーノ、バッサーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、カラッチなどの素晴らしい素描画もあり、一つ一つの画の前で立ちすくみ、出口に来るや、もう一度最初から観なおして、これらの傑作に別れを惜しんだ。(1993.11a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-03-26 17:15
| ルネサンス
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