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1975年にエディンバラに滞在する機会があったが、有名なお城の方に興味が行って、この美術館を見逃してしまった。今から考えるととても残念であるが、考え方によっては、それだからこの素晴らしい展覧会で興奮を覚えたのかもしれない。
ヴェロネーゼ、エル・グレコ、シャルダン、ブーシェ、グルーズ、グァルディ、ゴヤ、レイノルズ、ゲインズバラ、トマス・ローレンス、ジェラール、ドラクロア、トロワイヨン、コロー、ドービニー、ファンタン・ラトゥール、クールベ、ピサロ、シスレー、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ボナール、ヴィヤール、ロセッティ、ミレイ、サージェント、エルンスト、ミロ、、レジェ、ピカソ・・・と絶品が揃っており、本当に西洋美術史の陳列そのものであった。さらにスコットランドの絵画もラムズィ、レイバーンのような古いものから、グラスゴー派の作品まで揃っていた。 有名なゴーギャンの「三人のタヒチ人」に邂逅できたのも幸運であった。 私はサージェントの「ロックノーのレディ・アグニュー」が素晴らしいと思った。というよりは私が画の中で観た最高の美人であると信じている。(1993.11a) この展覧会で一番インパクトが強かった絵はジョアンニ・ブッシの「聖アガタ」。画家については知らないが、ふたつの切り取られた乳房が載ったお皿を手にした聖アガタがこちらを見ているという絵。拷問で乳房を切り取られた殉教聖女なのだそうだ。西洋画にはけっこう残酷な題材がある。 爽やかな、美しい絵もあった。パン屋さんでよく見かける「ポンパドール夫人」はモーリス・カンタン・ド・ラトゥールのもののようですが、この「ポンパドール夫人」はブーシェのもの。ルーブル美術館には、モーリス・カンタン・ド・ラトゥールのものとブーシェのものがあって紛らわしいが、スコットランド美術館のは別なブーシェで、周りの情景が省略され、夫人自身に焦点が当てられたものだ。ブーシェのリボンや、花、レースをたっぷり使った優雅なドレスを身につけた夫人、頬がほんのりとピンクにしてある、ブーシェ独特の描き方である。(1993.11t) 追記:パン屋さんの「ポンパドール夫人」はルーブル美術館のブーシェのものだと思っていたのだが、BBSでこれはモーリス・カンタン・ド・ラトゥールのものだとのご注意を受けたので、その箇所を書き換えた。(2005.5a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-03-23 17:11
| 国外アート
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