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近年の日本経済の成長に伴い、民間企業の中に西洋絵画コレクションを持つところが増えてきた。エコノミック・アニマルとも呼ばれる日本企業が、値上がりを期待した投資としてこれらを買い込んでいるのだとばかり思っていた。それが今回、一般に公開されることとなった。これは文字通り企業の社会貢献であって、期待したように値上がりのしない資産を公開して、少しでも入場料を稼ごうというさもしい気持ちでなければ良いのであるが・・・。
場所は、東京都庭園美術館である。建物も庭も素晴らしい。展示作品もバルビゾン派、印象派、野獣派、エコールドパリにいたる19-20世紀フランス絵画のすばらしいものが揃っていた。特に良かったのは、コローの「ヴィル・ダヴレイのあずまや」、カバネルの「若い女性の肖像」、ルノワールの「レースの帽子を被った少女」、モネの「ジヴェルニーの積藁」・「雪の中の家とコルサース山」・「日本の橋」、ゴーギャンの「小屋の前の犬」、ゴッホの「アザミの花」、コランの「輪を持つ少女」、マンギャンの「半裸で横たわるジュヌヴェーヴ」、パスキンの「黒っぽい服を着た少女」、ルパージュの「若い夫人の肖像」、ビュッフェの「黄金の花」などであった。 カタログを買ってきて楽しんでいるが、これも所有企業を利する浅はかな行為であったのかもしれない。このような作品は、公的な美術館に寄託して、常設的に公開しておくべきものであると思う。もちろんそのためには税法上の優遇措置も考えねばならないかもしれない。いずれにせよわが国の芸術支援の貧困さを考えさせる展覧会であった。(1991.11a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-01-08 11:36
| 国外アート
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