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伊勢丹美術館で、アメリカ最古のワズウォース美術館150周年記念展が開かれた。オランダから帰ったばかりの美術躁状態のわれわれ夫婦は、このような美術展は絶対見逃せなくなってしまっている。新宿の伊勢丹デパート別館のエレベーターで昇ったところが伊勢丹美術館である。クレラミューラーで目が肥えてしまっているためか、このようなデパート美術館は素晴らしい画を陳列する環境としてはいかにも貧弱に感じられる。大体火災でも起こったら・・・とおもうとゾットする。
美術館に入ったすぐのところに横長の大きな画がかかっている。ゴヤの「噂話をする女たち」というキャプションがついているが、なんとなく暗い画で、こちらはますます鬱の気分になる。しかしその角を曲がって広い部屋に入ると、ダビット、グロ、アングル、ドラクロアなど新古典派やロマン派の巨匠の画が並んでおり、なんとなく気分が落ち着いてくる。 次の部屋は、コロー、クールベ、ドーミエ、ミレー、ヨンキント、ブーダンなどバルビゾン派・写実主義など前印象派といわれる人たちの画が揃っていた。次の部屋は、ミレイ、レイトン、バーン・ジョーンズ、ハントなどイギリスのヴィクトリア朝絵画が並んでおり、思わずうっとりした。家内は大分前に渋谷で開かれたロセッティ展を観ていたが、私にとっては初めてのラファエル前派の画であり、印象深かった。 そして次はマネ、ドガ、ピサロ、モネ、ルノワール、ロートレック、ルドン、セザンヌ、ゴッホ、ボナール、ブイヤールという印象派と後期印象派の勢揃いであり、一つ一つの画を堪能した。最後は、ドラン、ルソー、ブラマンク、マチス、ピカソ、レジェ、バルチュス、ムンク、キルヒナー、シーレ、クレー、デキリコ、ミロ、エルンスト、ダリ、マグリット、シャガールなど20世紀ヨーロッパ美術の粋が並んでいた。これらには初見参のものも多かった。 結局のところ、この展覧会は生の近代西洋美術史であり、美術鑑賞の入り口に立ったわれわれの教科書のようであった。ということで、会場を出た時には、入館時とはまったく違う躁状態に戻っていた。 (1991.11a) HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2001-01-06 11:20
| 国外アート
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