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本日が初日。開館と同時に行ったのだが、なんと行列!! 先着100名のフィギュアももらえなかった。中で会ったえりりさんはチャッカリ32番(訂正30番:コメント参照)でゲットしたとのこと。
チラシが豪快。その表紙は《聖アントニウスの誘惑》の部分↓。これは風景シリーズ以降のブリューゲルの初期の版画で、ヒエロニムス・ボスの幻想的な作風を受け継いでいる。悪魔のほうが目立つが、聖人の姿↓↓もなかなかである。 ![]() ![]() 《田舎の世話》↓に見られるように、広大な景色を中心としながら、その右下隅にはこの景色を眺める人や鎌を研ぐ農夫といった人物も描きこんでいるところがブリューゲルらしい。 ![]() ブリューゲルとヨーリス・フーフナーヘルの《イカロスの墜落のある川の風景》↓も面白い。イカロスの溶けた羽↓↓がキッチリと書き込まれている。 ![]() ![]() 《野うさぎ狩りのある風景》↓はブリューゲル唯一の自彫版画。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() キリスト教において人間を堕落に導くと考えられた「七つの罪源」の連作では、奇怪な世界が広がるが、画面には日常的なモチーフも散見される。連作のタイトルは、激怒・怠惰・貪欲・大食・嫉妬・邪淫・傲慢。 連作中の一点、≪大食≫(↓と↓↓)に見られる暴飲暴食にはしる人々のなれの果ては、過食の現代のメタボ人間である。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ≪学校でのロバ≫↓はその一例。この版画の主題は「ロバが勉強のために学校に行っても、馬となることはない」というオランダ語の銘文によって示されているが、教科書や石板が当時の学校の様子を示している。ロバが窓から覗いて楽譜を読もうとしており、そばに眼鏡があるのも面白い↓↓。 ![]() ![]() 第5章 諺を通じて知る「青いマント」の世界: フランス・ホーヘンベルフの《青いマント》には沢山のネーデルランドの諺を示す絵が描かれていた。その第一は「日々を籠で運び出す」=「意味のないことをする」という諺であったが、その絵は曽野綾子の「ブリューゲルの家族」の第1章「日々を籠で運び出す」に載せられているブリューゲルの《ネーデルランドの諺(部分)》を左右逆転させたような絵だった。 《大きな魚は小さな魚を食う》↓は弱肉強食を示す画。会場には面白いデジタル・コンテンツで提示されていた。岸に打ち上げられた巨大な魚。武装した男がナイフで腹部を切開。出てくるおびただしい数の魚たち。それぞれの魚はさらに小さな魚を口にくわえている。 目を凝らすと大きなエラを動かして空を飛ぶ魚↓↓などの不思議なキャラが見えてくる。遠景の波止場に大きな荷揚げ用のクレーンのある都市景観が入っていることで、この幻想的な場面と現実空間が混ざり合っている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 第7章 四季や月暦表現で綴る市民の祝祭や農民の労働: 《夏》↓は、ブリューゲルは死の一年前に制作した作品。のどの渇きを癒す農夫をクローズ・アップした姿や大きな鎌が非常に印象的である。 ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-07-17 20:32
| ルネサンス
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