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「パリ・三越エトワール展を記念して」という副題が付いている。茶道をやっている家内がお弟子さんからチケットを2枚いただいたということで、付き合った。ホームページはこちらである。
1.陶芸: 日本各地にはいろいろな作陶の技法があるが、そのほとんどをマスターしておられるようで、楽、志野↓、唐津、信楽、高麗など多彩な技法による茶碗が展示されていた。全体に古拙の味が出た渋い碗が多かった。 お気に入りの第一は、見込みに銀が使ってある《白茶碗》。その釉薬のかかりが素晴らしく、白・茶・灰・黒の四段階のグラデーションとなっていた。 もう一つは、《唐津皮鯨茶碗》。縁の黒と灰色の混合の具合が良い。下部のまだら模様も印象的。 2.書画: やや線が細いと思われる書もあったが、大きな屏風に墨痕鮮やかに書かれた《いろは歌》や《楓橋夜泊》↑は見事な書体。あらかじめ紙に薄墨や淡彩を引いてあるものが多かったが、これはセンスが良い。 風炉前屏風《春は花》には、道元禅師の「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冴えて 冷しかりけり」と良寛和尚の「かたみとて何のこすらむ春は花 夏ほととぎす秋はもみぢ葉」の両者が貼られており、学識の豊富さの一端を垣間見た。 白楽天の「対酒閑吟贈同老者」からとった「人生七十稀 我年幸過之」ではじまる屏風に書かれた詩は、元首相と同年代の私にも共感できた。 墨絵としては、達磨大師を描いた《・・何時》といった禅画風の絵が面白かった。古枝を上下に使った表装にも感心した。 全体として、予想以上の作品が並んでおり、展示空間の配列もとても良かった。殿様芸以上であることは確かである。 今回、急に首相の座を降りられた鳩山由紀夫氏も10年後にはこのような個展を開かれるかも・・・。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-06-04 20:41
| 国内アート
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