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「三鷹市制施行60年記念」ということだが、実際には全国7箇所の巡回展。中心は「堺市文化館」(訪問記はこちら)所蔵のものであるが、チェコやフランスの美術館・博物館からも出展されている。(作品リストはこちら)。
第1章 パリ時代 1.絵画とデッサン: 《フルショヴァニー城の衝立(西風とニンフ)》(以前の記事に画像)や《ローマの火災を見るネロ》といった油彩画は一見の価値がある。前者はチェコ国立モラヴィア美術館・ブルノ、後者はフラデツ・クラローヴェ美術館に所蔵されているもの。 2.ポスター: 例によってサラ・ベルナールのリトグラフが並んでいたが、《メディア》(↓左)の左手の蛇のブレスレット(↓中)が、実際の宝石《蛇のブレスレットと指輪》(↓右)として展示されていた。これは以前に「堺市文化館」でみているが、大したものである。まだご覧になっていない方は必見。 3.装飾パネル: おなじみの《四季》、《四芸術》、《四つの星》などの象徴的なリトグラフの揃い物。団扇絵のような《通り過ぎる風が若さを奪い取る》(←)はチケットに使われていた。 4.デザイン(カレンダー、メニューなど): リトグラフ《黄道十二宮》は以前の「ミュシャ『生活と芸術』展」(記事はこちら)で見ており、そのときの図録の表紙となっているが、今回のものは上部に会社名と住所、下部にカレンダーが入っているところが違う。前回のものはミュシャ財団、今回のものはチェコ国立モラヴィア美術館・ブルノから来たものである。 ギャラリーの入り口に置いてあったチラシは、上述のフライヤーとは違うものだったが、2種類のものがあることも少なくないので、とくに気に留めなかった。というより、表面に沢山の字が書いてあり、ちょっと見るとうっとうしい感じがして、あまり良く見ずにすませていたのであった。 ところがこのセクションに来て、《メニュー・モエ・エ・シャンドン》(↓右)のリトグラフを見て、初めて気付いた。入り口でもらったチラシ(↓左)は、その夏の部の Menu のところに、今回の展覧会の説明を書いていたのである。 ご丁寧に文頭には装飾文字を使い、最下部の Champagne Moet & Chandon というPRの代わりに、同じ橙色で 三鷹市美術ギャラリー MITAKA CITY GALLERY OF ART という文字を入れているではないか。このチラシは永久保存版。帰りにもう1枚頂戴してきた。 6.『装飾資料集』と『装飾人物集』: 下絵だが、食器を描いたものなどは見事というしかない。 7.彫刻・工芸品など: ナント歴史博物館からビスケットの缶や箱↓が来ていた。巧いですね。 ここで目を引いたのは《レスリー・カーターのポスター》ぐらい。 第3章 チェコ時代 パリ時代の華やかなアールヌーボー作品と打って変わった深い意味のこもった作品となる。わたしはこの時代のミュシャが好きである。 1.絵画とデッサン: 油彩の《少女の像》-西ボヘミア美術館↓や《ミューズ》-プラハ国立美術館↓↓は、やや暗く、スラヴ民族の憂いが含まれている。 2.ポスター: 有名な《ヒヤシンス姫》、《第6回ソコル祭》が出ていたが、《南西モラヴィア挙国一致宝くじ》の生意気そうな女の子が印象的。そういえば奈良美智の女の子に似てるかも。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-05-29 13:04
| 国外アート
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