記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
第6章:ポン=タヴェン派
ポン=タヴェンに滞在していたゴーギャンは、ベルナールとともに総合主義を打ち立てた。この理論によってポン=タヴェン派と呼ばれる一派が形成され、ナビ派の登場にもつながった。 ・ベルナール《愛の森のマドレーヌ(画家の妹)》↓:涅槃図のような妹の像。 ・ラコンブ《紫の波》↓:逆巻く波が洞窟に打ち寄せる光景。浮世絵との関連も指摘されているが、驚くべき構図。 ・セリジエは、1888年秋、ゴーギャンの指導のもと、一枚の風景画、《護符(タリスマン)、愛の森を流れるアヴェン川》↓を仕上げた。抽象絵画のようにも見えるこの小品は、自然の色の束縛から脱した大胆な色彩で描かれた。これを契機に、セリュジエ、ドニ、ボナール、ヴュイヤールらがナビ派を結成した。 ナビ派のボナールやヴュイヤールらは、身近な室内の情景を好んで描いた。アンティミスムと呼ばれる身近な題材を描いたものだが、象徴主義的な世界観が反映している。その他の象徴主義の作品の集められたこの章は大変面白かった。お気に入り多数。 ・グスターヴ・モロー《オルフェウス》↓:オルフェウスの首と竪琴と拾い上げた女性。細部にわたる描写が凄い。 ・ヴュイヤール《ベッドにて》 ・ボナール《親密さ(クロード・テラス夫妻)》、《ベッドでまどろむ女(ものうげな女)》、《男と女》 ・ヴァロットン《夕食、ランプの光》 ・ドニ《ランプの傍らの娘たち》 ・ハンマースホイ《休息》 第9章:アンリ・ルソー 素朴派の代表的な画家で、20世紀の前衛絵画にも大きな影響を与えた。彼の代表的な作品が展示されていて、見ごたえがある。 ・アンリ・ルソー《戦争》↓、《蛇使いの女》↓↓ 19世紀末から20世紀初頭にかけては、アール・ヌーボーが席巻した時代でもあった。アーツ・アンド・クラフツ運動は、ナビ派の芸術観にも大きな影響を与え、挿絵、ポスター、舞台芸術など幅広い造形活動にかかわった。味わい深い最終章だった。 ・ヴュイヤール《公園子守、会話、赤い日傘》↓:9点のうちの3点のフレスコ的な装飾。公園の広さが実感される。 ・ドニ《若い娘の寝室のためのパネル:『9月の宵』と『10月の宵』》 壁面の色を工夫してあったので、雰囲気はなかなか良かった。パリに行くことを考えれば格安。お勧めの展覧会である。 美術散歩 管理人 とら (参考)その1、その2
by cardiacsurgery
| 2010-05-27 13:58
| 印象派後期
|
ファン申請 |
||