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あおひーさんのソフトフォーカス写真展の第2弾。「いつかのどこか」と銘うった前回は、元麻布 gallery613だった。その時は賑やかなオープニング・パーティに出席した。記事はこちら。今回は一人静かに訪れたつもりだったが、芳名帳をみると有名な山下裕二さんや芸術ブロガーのogawamaさんが直前に訪れておられていたらしい。
今回は経堂。中学・高校のころ、この「すずらん通り」→「経堂駅」→「学校」と通学していたので土地勘がある。肝心のギャラリーは駅からすぐ。写真↓のようなお洒落なたたづまい。あおひーさんの花の写真が2枚かざってある。 一番奥に作者が坐っておられたので、久闊を序したのち、ギャラリー・トークをしてもらった。というよりか、わたしが勝手な感想を述べてきた。 前回はB&Wのデジャブ的作品だったが、今回はカラー作品が大多数でかなり印象が違うが、ソフトフォーカスであることには変わりはない。 奇麗な《溶光梅》↓は、明るく真っ白な背景に開いた花と蕾そして枝が溶けこんでいく。輪郭線が完全に焼失しているところから、高度な垂らしこみ技法の日本画の趣きがある。 手前の部屋の左壁に青と白の横縞模様の美しい作品《空鏡》があった。あおひーさんの解説では、雲が水面に映っているところであるとのことだった。この作品をみながら、小野竹喬の《池畔》を思い出していた。このような日本画に通じる懐かしい感覚がそこにはあった。 入口近くに、逆光に立つ人の背中とその影を撮った茶色の作品《浜二佇ム》があったが、その足が途中で細くなっていた。似たような作品は前回の個展でも見たが、このような形状はこの世のものとは思えない気がしてきた。最近歌川国芳の浮世絵に凝っているので、国芳の幽霊を思い出し、失礼ながら「これは平成の国芳ですね」とわけのわからない言葉が口をついて出てしまった。優しいあおひーさんは、「そうです。これは平成の国芳です。」とフォローしてくださった。そういえば、国芳も「もうひとつの見えない景色」をすくいとっていたといえるのだろう。 あおひーさんのこのように素晴らしい作品が一日も早く有名になることを念じつつギャラリーを出た。あおひーさん、有難うございました。そしておめでとうございます。 美術散歩 管理人 とら (追記) タイトルなどは、あおひーさんのブログで確認し、追加・修正しました。
by cardiacsurgery
| 2010-05-03 21:48
| 現代アート(国内)
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