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4月9日~5月23日開催の美術展。午前中で仕事が片付いたので、初日から観にいくことになった。中はガラガラ。小川芋銭の生涯はこちらを参照してください。
この美術館の「木村定三コレクション」には、熊谷守一の他に小川芋銭の作品が多い。これに茨城県近代美術館などに所蔵されている小川芋銭の作品を加えて展示したものであるが、それだけでは数が不足していたらしく、平福百穂、森田恒友などの珊瑚会の画家や友人・小杉未醒らの作品も並んでいた。 なんといっても芋銭の作品では河童が秀逸である。ポスターの《若葉に蒸ささる木精》↑では、舌を出してこちらを睨んでいる大河童を中心に、その周りにいくつもの小河童が描かれている。 ↓左の《春日遅々(魚鳥と童子)はノンビリとした田舎の魚釣りの状景、↓右の《水魅戯》は水中での河童たちの戯れである。こういう絵を見ているとなんとなく眠くなってきてしまい、会場中央に置かれた椅子でウトウトしてしまった。 左下は小杉未醒の《黄初平》。15歳の初平が羊飼いをしている時に ある道士に見込まれて金華山に連れて行かれ、40年も消息不明になっていた。この初平を彼の兄が探し出した。しかし羊飼いをいまだにしているはずの初平の周囲には羊が1匹もいないので、兄が問いただすと、初平は 「羊はいますよ。兄さんには見えないのでしょう」と言って、鞭を打って回りの石をことごとく羊に変えたという。仙人にとっては石も羊も同じということなのだろう。 中央下は森田恒友の《平野柵》、右は平福百穂の《田舎嫁入》である。近藤・小杉・森田・平福という4人の珊瑚会の仲間の持ち味はそれぞれ違っているが、いずれも田舎の状景である。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-04-12 09:26
| 国内アート
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