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開館記念特別展Ⅳということである。この美術館は、以前には兜町にあった(その時の記事はこちら)。これが九段に移設され、ちょうど今頃、千鳥ヶ渕の桜の季節にはサクラの展覧会で賑わっていた。それが今度は広尾に移ったのである。やはりビルの1階で、あまり情緒があるとはいえない建物である。
奥村土牛はわたしの叔父が好きだった。高校生の頃、院展に連れて行ってもらうたびに、土牛の絵の前でひとくさり講釈を聞いたことが懐かしい。ということで、展覧会の初日に観にいった。 この美術館には130点余の土牛が収蔵されているが、今回はその代表作を含め76点が出展されている。 奥村土牛(1889-1990)は、16歳で梶田半古塾に入門し、院展を活動の中心とし、横山大観、小林古径、速水御舟などから多くを学びながら、自分自身試行錯誤を重ねて独自の芸術世界を築き上げた。土牛の院展初入選は38歳と遅咲きであったが、粘り強く努力を続けた。101歳で天寿をまっとうする直前まで絵筆を持ち続けた。第1章: 土牛のあゆみー大いなる未完成 1928年の《雨趣》や1930年の《枇杷と少女》は情緒があるが、自分では未完成と思っているのだろう。1947年の2匹の《緋鯉》も力強い。1950年の《軍鶏》はなんとなくバランスが良くないような気がする。 白い《聖牛》↓が美しい。母牛と子牛である。1953年の作であるから、既に64歳となっている。 ![]() ![]() 1958年の《那智》↓は傑作。上方が細く、下方が太くなっているのは、根津美術館の国宝の《那智瀧図》と似ているが、下方の岩はセザンヌ的である。 ![]() ![]() ![]() ![]() 《門》↓は、姫路城の「はの門」。土牛がこの絵を描いている写真があったが、見事な構図と写実である。 ![]() ![]() 「トピック1: 清流会」のセクションでは、《蛤》の集団、古九谷の瓶に生けられた《泰山木》の花↓、《初夏の花》鉄線が良かった。 ![]() 「トピック2: 干支の動物たち」のセクションでは、小品ながら面白い絵が揃っていた。一番のお気に入りは《戌》。梅の花とたらしこみの黒い仔犬の取り合わせがなんともいえない。 ![]() 第2章: 土牛のまなざしー醍醐の桜と四季折々の草花 《罌粟》や《花菖蒲》も良かったが、何といっても《醍醐》がこの部屋の他の作品を圧していた。これは醍醐寺の三宅院の枝垂桜。淡いピンクの花と緑がかった幹の取り合わせが良い。今回の展覧会のチラシ・チケットのみならず、美術館案内の表紙にもなっている。 ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-04-03 20:36
| 国内アート
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