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戯絵といえばなんといっても歌川国芳。今回の展覧会には狸のキンタマを茶化した絵が三点出ていた。江戸時代には、この程度の卑猥な戯絵は、春画とは線引きされて許されていたのだろう。
Kuniyoshi Project をみると、国芳にはもっと沢山の狸のキンタマの戯絵があることが分かる。 1.道化狸の逢都絵: 狸の姿を大津絵に置き換えて表しており、上部にそれぞれの戯歌が書き込まれている。 ![]() ![]() A: 外法の梯子剃(げいほうきん玉はしごずり) B: 雷と太鼓(かみなりすってんころりんきん玉つりをする) C: 若衆(おわかしゅがぶらぶら玉をさげ) D: 藤娘(ねりがさおやまはあいにくきんがなし) E: 座頭と犬(ざとうのきたない金玉を犬くわえてかみつぶす あわてて金玉ふりまわし) F: 鬼の念仏(あらきのたぬきが金玉をかんかんちんちんしゅもく) G: 瓢箪鯰(きん玉でぬらつくなまづをおさへましょ) H: 槍持奴(やっこさんはしりふりきん玉) I: 釣鐘弁慶(つりがねきん玉弁けい) J: 矢の根五郎(きん玉たぬき五郎) 2.道化狸の金たま尽: それぞれの滑稽な姿は上部に記された戯れ歌に対応している。 ![]() ![]() 1.石のきん玉 2.にばなきん玉 3.さぐりきん玉 4.しなびきん玉 5.ごいしきん玉 6.むかしはたかさごのぢぢいのたぬきのしわのきん玉 7.ひしゃげ玉 8.はれたきん 9.小だまをかきならべ 10.とっくりなりのきん 3.道外 狸の六花撰: 平安歌人の六歌仙を狸として擬人化した作品。 ![]() ![]() 名前を整理すると、 1.大伴黒主=大玉の黒主 2.僧正遍照=八畳遍照(狸の金玉八畳敷き) 3.在原業平=化原の名狸(り)平 4.小野小町=玉の小町 5.文屋康秀=きんやの康秀 6.喜撰法師=狸せんほうし 上部には戯れ歌。こちらも狸のキンタマが話題である。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-03-05 10:43
| 浮世絵
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