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現在、東博で等伯の大回顧展が開かれている。その最終章の「松林図の世界」に出てくる《月夜松林図屏風》は、《松林図屏風》に基づいているが、裏に墨を塗って夜景とし、雪山を月に変えている。なかなか風情のある図である。
ところがこの屏風↓にはおかしなところがある。左隻の第三扇が両隣の第二扇・第四扇と合わないような気がするのである。図録でもこのことは指摘されている。 さらに満月の位置がとってつけたように端にあり、これは右隻と左隻が逆になっているのではないかということであった。そこで再び画像をいじってみると(↓=↑↑↑)が(↓)のようになる。 肝心の《松林図屏風》にも右隻・左隻問題があるようで、わたしも左隻第一扇の雪山が右隻とつながらないような気がしていた。そこでまたまた画像をいじって左右を変えてみると、(↓)が(↓↓)のようになる。本図の場合、押印は偽印という説が強いので、この際印の位置は無視することができる。 図録の作品解説者(山本英男氏)は、非逆転図↑↑の左隻左端にわずかにのぞく枝の先端部が右隻右端の松の延長部分にあたる可能性、すなわち右隻左隻逆転の可能性を指摘しておられる。これにしたがって逆転画像を作ってみると↓のようになるが、これではいま一つはっきりとはしないようである。 現在のところは 1.《月夜松林図》の満月が中央にきたほうがよいか?、あるいは端のままでよいのか?という感覚の問題としてとらえざるをえないのだろう。 皆様のご意見はいかがでしょうか。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-03-01 10:21
| 国内アート
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