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東京都庭園美術館でマッキアイリオーリの展覧会を見た(記事はこちら)。イタリア近代美術のなかでこのマッキアイリオーリ(マッキア派)がどのような位置を占めているか十分理解していなかったので、「ピッティ宮殿 全美術館・全作品」という公認ガイドブックを調べてみた。
![]() この近代美術館には30室あり、展示は1784年のピエトロ・レオポルド大公の改革時代から第一次大戦までの時代順になっているとともに 歴史や主題別のグループにも分かれている。それぞれの部屋の特徴と画像として取り上げられている絵画から、イタリア近代美術を追いかけてみることにした。 第1室 トスカーナにおける新古典主義: 新古典主義 第2室 フランス革命から帝政時代までのフランス美術: 新古典主義、ロマン主義 第3室 イタリア以前のトスカーナの支配者一族の肖像: 新古典主義 第4室 フィレンツェのデミドフ家と王政復古期の美術: 新古典主義、ロマン主義 第5室 歴史的ジャンルのロマン主義絵画: ロマン主義 第6室 フィレンツェトナポリにおける真実の追求: アッパーティ《修道院の中庭》=マッキアがめだつ(今回展示)↓、カピアンカ《フィレンツェの説話作家たち》=光と影の強い歴史画(今回展示)↓↓、ボッラーニ《中世》=光と影の強い歴史画など マッキア派の先駆けの作品 ![]() ![]() 第8室 首都時代のフィレンツェにおける肖像画: アングル派、マッキア派の先駆け(今回展示のファットーリ《自画像》↓ ![]() ![]() 第11室 ディエゴ・マルテッリ・コレクション: マッキア派(ザンドメギーニ《寝台で》・《新婚旅行》、今回展示のレーガ《庭園の散歩》↓) ![]() ![]() 第13室 民主的傾向の愛国的主題: ファットーリ《マジェンタの戦い後のイタリア陣地》など 第14室 博覧会で脚光を浴びた歴史画: アカデミー美術 第15室 ステファノ・ウッシと万国博覧会の周辺: ロマン主義 第16室 統一後のリソルメント称揚、応用美術の再興: 多種多様のスタイルの交錯 第17室 ウンベルト1世時代の肖像画: 保守主義 第18室 1912-1923年の市の美術品保管所(マッキアイオーリ派その他): ファットーリ《パルミエーリの円形テラス》・《落馬》・《大波》(今回《嵐》という題名で展示↓)・《義理の娘の肖像》、シニョレーリ《リオマッジョーレの屋根(今回展示↓↓)、《ポルトフェライオの監獄》 ![]() ![]() 第20室 田園絵画: シニョリーニ《セッティニャーノの9月の朝》 第21室 トスカーナにおける自然主義運動: マッキア派第2世代(トンマージ《春》、カンニッチ《畑での渇き》・・・今回展示↓) ![]() 第23室 中部ヨーロッパのモデルと魅力: 歴史主義、象徴主義など 第24室 点描主義、象徴主義、社会的テーマ: 抒情的精神主義 第25,26室 書斎のコレクション、エミリオ・ガリアルディーニ・コレクション: マッキア派(ボッラーニ《悲報》、シニョリーニ《ソルフェリーノの村落を追われるオーストリア兵》、ファットーリ《トンボロの松林の馬》↓) ![]() 第28室 1910年代におけるトスカーナ美術へのヨーロッパの影響: 後期印象派 第29室 マイ・セウエル・コステッティの遺贈作品: コステッティ芸術 第30室 1922年’フィレンツェの春’展の購入作品: 17-19世紀のイタリア美術 こうやってみてくると、19世紀半ばに従来のアカデミック美術からの脱却を図ったマッキアイオーリがイタリアの近代美術の中で果たした役割の大きさが良く分かる。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2010-02-23 20:32
| 国外アート
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