記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
この凸版のVR作品シリーズは「故宮」以外全作品を見てきた。今回は《洛中洛外図屏風 舟木本》。細かく描かれた作品なのでVRにぴったり。
テーマが6つあり、その中の2つだけを上演するとのことで、会場入口にその選択用のタッチパネル↓があった。わたしは④京の豊臣家と⑥京の商いを選んだが、観客の多数決ということだからどうなるか分からない。 ![]() タッチパネルの投票結果は、①9票、②12票、③18票、④6票、⑤8票、⑥9票ということで、③京の名所今昔と②京の信仰が選ばれた。③は良いとして、抹香くさい②にはがっかりだったが、仕方がない。 ![]() ![]() 次には鴨川周辺の見世物小屋に移る。川の右手には「人形浄瑠璃」↓。演目は《山中常盤あやつり》。この舟木本の作者が《山中常盤物語絵巻》を描いた岩佐又兵衛との説もあるので面白い。 ![]() 別なテーマの「京の信仰」は退屈だった。まずは《東寺》。多くの男女の弘法大師信仰を集めた寺。次は《西本願寺》。親鸞聖人の御影堂。貴族やかしこまった服装の人が描かれている。《東本願寺》は家康が建てた寺。こちらにも男女の姿が見える。最後は聖徳太子創建の《六角堂》。周囲にはいろいろな人。武士、子供、美しい着物姿の女性も見られる。 最後にオマケとして、「祇園祭」の様子が紹介された。こちらは山鉾ではなく《御輿の行列》↓である。御輿を担ぐ男の中に”いかにもこの日を待っていた”といった顔つきの男が混じっている。この《チャーミングな顔つきの男》↓↓はこの屏風の名物男であるとのこと。行列は寺町通を下っていくが、母衣(ぼい)を担いだ武者や洋犬を連れた外国人の姿も描かれていた。 ![]() ![]() テーマ選択制には批判もあるらしく、3月からはテーマ別にする予定だとのこと。3月にテーマを選んでもう一度見に行くことになるかもしれない。 ![]() 本館2階の階段を上がったところに、大きな「タッチパネル・ディスプレイ」があり、この洛中洛外図屏風 (舟木本)の高精度画像が見られるようになっていた。拡大や画面移動も自由できるのでとても楽しめる。一台ではなくもっと沢山置いてくれれば大勢の人がエンジョイできるのだが・・・ ![]() 以前に紹介した東京美術発行の《洛中洛外図屏風 (舟木本)リーフレット》→が実物鑑賞のオリエンテーションに役立った。このリーフレットの説明はVRと同一のテーマに分かれており、便利である。リーフレットは実物の4分の1の大きさだというが、ガラス越しの実物鑑賞よりよく見える。細かく観ていくと、自分が京の町に入り込んで、その街並みを歩いているような気がしてきた。とらの洛中散歩である。 美術散歩 管理人 とら (参考:今まで見たVR作品の記事) ① 聖徳太子絵伝 2007-11-02 ② マヤ文明コパン遺跡 2008-04-20 ③ 東大寺法華堂・不空羂索観音立像 宝冠 2008-06-15 ④ 江戸城─本丸御殿と天守 2008-08-01 ⑤ 飛鳥の天人 法隆寺献納宝物 国宝 金銅灌灌頂幡 2008-12-05 ⑥ 世界遺産クレムリン ロシア皇帝の祈りの空間 2009-05-03
by cardiacsurgery
| 2010-01-31 12:09
| 映画・写真
|
ファン申請 |
||