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「ご即位20年記念特別展 皇室の名宝-日本美の華」が2009年10月6日から開かれており、今回はプレビューに美術ブロガーを呼び込んだようで、早速記事がアップされている。
![]() ![]() 10年記念展 「ご即位10年記念特別展」は正確にいうと8期にわたって陳列されていたが、おおよそは前期(12月21日-1月16日)と後期(1月18日-2月13日)に分けて展示されていたといっても良い。その分類と保管先は下記。 1.古代のかたち・・・縄文・弥生・古墳時代の出土品で、書陵部陵墓課と東博保管のもの。 2.天皇の肖像と書・・・大多数が御物で、三の丸尚蔵館や書陵部図書課所蔵のものが少数。 3.古筆の名品・・・御物が少数で、大多数が三の丸尚蔵館に保管されているもの。 4.伝世の品々・・・御物と三の丸尚蔵館蔵のもの。東博保管のものも1点だけあった。 5.近世宮廷の美・・・三の丸尚蔵館蔵が大多数で、京都事務所や東博のものもあった。 6.新しい伝統美・・・三の丸尚蔵館蔵が大多数で、御物や用度課、書陵部図書課、東博のものもあった。 20年記念展 今回の分類はより単純であるようにみえるが、2期に分かれているので合計6章であることには変わりがない。所蔵先も似たようなもので、御物、三の丸尚蔵館、用度課、書陵部陵墓課・図書課、京都事務所あるが、今回は2期・1章に正倉院宝物が数多く出品されており、逆に東博のものが皆無となっていた。 下記は今回の展示の分類であるが、それぞれの章における前回出品率をくらべてみた。 (20年記念展 1期) 1章 近代絵画の名品・・・18点のうち12点(67%)が前回出展されている。とくに有名作品はほとんど再出品されている。 ただし、若冲の《動植綵絵》は前回12幅に対し今回は30幅すべて陳列されている。もっとも若冲の《動植綵絵》は2006年に三の丸尚蔵館で5期にわたって開かれた「花鳥ー伊藤若冲《動植綵絵》で細切れながら全作品をみており(第1期、第2期、第3期、第4期、第5期)、2007年には京都の相国寺で開かれた「若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵 120年ぶりの再会」で《動植綵絵》 の全作品と釈迦三尊像が一堂に会しているのを見ている。 また永徳の《唐獅子屏風》に常信の左隻がついており、又兵衛の《小栗判官絵巻》は前回の巻第1・11・13から今回は巻第2・10に変わっている。これたちは絶対に見たいなー! 2章 近代の宮殿装飾と帝室技芸院・・・62点のうち前回出ていたたものは27点(44%)。ただし昨年三の丸尚蔵館で4期にわたって開かれた「帝室技芸員と1900年パリ万国博覧会」に出展されているものが結構ある(第1期、第2期、第4期)。 (20年記念展 2期) 1章 古の美 考古遺物・法隆寺献納宝物・正倉院宝物・・・38点のうち10点(26%)であるが、正倉院宝物22点を除いた16点では63%が前回も出ていたことになる。 2章 古筆と絵巻の競演・・・22点のうちなんと21点が既出。その比率95%。 3章 中世から近世の宮廷美 宸翰と京都御所のしつらえ・・・30点のうち12点が前回も出ている。40%である。ただし、《伏見天皇宸記》は巻第6,7が今回は巻1,5に、《花園院宸記》は巻1、7、12、28が巻第29、35に、貞成親王の《看聞日記》は巻第5,16が巻第13に変わっている。 4章 皇室に伝わる名刀・・・10口の刀のうち前回出ていたのは1口のみ。10%。 合計すると、前期は80点中の39点、49%、後期は100点中の44%、前後期あわせると180点中の83点、46%が前回の展覧会にも出ていたということになる。 この数字はどちらか一方だけを見ようという場合やどの会場から先に観るかの参考になるのではなかろうか。さてわたしはどうしようかな。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-10-08 17:31
| 国内アート
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