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この土井利一コレクションの展覧会についてはこのブログに案内記事を書いた。そして土曜日には、土井氏のギャラリートークに合わせて観にいってきた。
今回の展覧会は土屋光悦が中心であり、その師小林清親の作品は4点のみであった。入ってすぐのウィンドウには清親の《猫と提灯》が出ていた。これは内国博にも出された有名な絵らしく、陳列されていた画集の表紙のもなっていたが、個人的にはあまり好きにはなれなかった。 次のウィンドウには光逸の初期の作品。歴史画や花鳥画など、あまり感心しない。光逸は最初石版画をめざしていたが、肺結核のため石版はやめて木版に移った。 昭和7年に清親の17回忌展で渡邊庄三郎に見出され、新版画の道を歩むことになる。そのときの2作品の一つ《祇園の夜桜》が出ていたが、なかなか良い。この新版画デビューは光逸62歳の時だというから随分遅咲きである。 次には、光逸の代表作とされる「東京風景」の12点がズラリと並んでいた。こちらは土井貞一版である。渡邊から土井へ移った理由は不詳。夜、雨、雪など巴水と同じテーマのものが多いが、それとは異なる情緒であるような気がする。絵はがきを買ってきたので並べてみる。初摺ばかりである。このことは、摺師の名、スカシ、ハンコなどから推定されるとのこと。 メインのウィンドウには、清親の光線画《柳原夜雨》↓と肉筆風景画《墨堤雪景》があったが、いずれもとても良いものだった。 光逸のその他の作品としては、藍摺の《本栖湖》、《箱根湖水》、森ヶ崎海岸》がお気に入り。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-10-04 19:58
| 浮世絵
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