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昨日、現在江戸東京博物館で開かれている「よみがえる浮世絵ーうるわしき大正新版画展」の感想を記事にしたところ、Takさんから「お好みの女性は?」というコメントが入ってきた。思わず「鳥居言人」と答えてしまったので、ここに追加の記事を書くことにする。
2年前に、東京都庭園美術館で「大正シック」という洒落た名前の展覧会があった。アメリカ人女性のコレクション展である。そのなかに鳥居言人の《髪梳き》が出ていた。とても印象的な新版画だったので、その記事の中でも特記した。 今回の展覧会で鳥居言人の《髪梳き》に再会したのである。それも日本初公開のロバート・ムラー新版画コレクションの一つとして里帰りしたのである これは墨線による輪郭線を使用しない「無線彫」という技法で彫られたものである。輪郭線に相当する部分は無色であるが、その太さが違うので、この部分は彫られているものであることが分かる。 歌麿の美人画で見られる「無線摺」では、顔や首、あるいは着物の一部にまったく輪郭線がなく、色の面だけで摺っているのであり、この「無線彫」とは明らかに違っている。 いうなれば「無線摺」は没骨で、柔らかな質感を出すために使われているが、「無線彫」ではむしろ輪郭線が白く強調されたクロアソニズムのように感じられる。 このような裸体画が好きだというと誤解を受けそうなので、今回石川県立美術館から出品されていた鳥居言人の他の画像をあげておく。一つは、上記に着物を着せた《長襦袢》(左図)である。ついでに後期に出品される《帯》の画像(右図)もあげておきたい。これはちゃんと着物を着て、帯を締めているところである。 両者の画像をならべたのは、↓のように、この両者が趣味切手となっているからである。 今回の三枚目は、シッカリと着付けて、番傘を持ってお出かけの姿《雨》↓である。もちろんこれが前期のマイ・ベストである。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-09-24 21:18
| 浮世絵
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