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コルシカ島のフェッシュ美術館というなじみのない美術館展。コルシカ島といえばナポレオン生誕の地であることはだれでも知っているが、その叔父のジョセフ・フェッシュ枢機卿(1763-1839)が世界有数のコレクターであり、当時16000点以上の美術品も収集していたということを知っている人はそれほど多くないだろう。
そのコレクションにはジョット、マザッチョ、フラ・アンジェリコ、マンテーニャ、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ、ジョルジョーネなどのルネサンス絵画も含まれていたとのことである。 ちょっと美術史に詳しい人ならば現在ヴァチカン絵画館に収蔵されているレオナルド・ダ・ヴィンチの《聖ヒエロニムス》↓に関するフェッシュ枢機卿の逸話を知っておられるだろう。 ![]() 卿の遺言により、ナポレオンの子弟のため、コレクションの大部分が売却されたが、1000点だけは自分の出身地のコルシカ島のアジャクシオ市に贈られ、それがフェッシュ美術館の基礎となっているのである。 前置きが長くなったが、展覧会は第1章:光と闇のドラマー17世紀宗教画、第2章:日常の世界を見つめてー17世紀風俗画の世界、第3章:軽やかに流麗にー18世紀イタリア絵画の世界、第4章:ナポレオンとボナパルト一族に分かれている。 宗教画のなかではボッチチェリの《聖母子と天使》↓が大きな目玉である。チラシにも「それは500年の歴史上、アジア圏初の邂逅」という大げさな見出しが付いている。 ![]() 全体の感じには師のフィリッポ・リッピの影響が感じられ、特にウィフィツィ美術館の《聖母子と天使》(↓左)との類似が認められる。ボッチチェリのこの作品の一部(↓右)を比較すると、マリアの顔がソックリである。リッピのマリアは妻のルクレティアをモデルにしたということであるが、ボッチチェリもそのようにしたのだろうか。 ![]() ![]() ジョヴァンニ・ベッリーニの《聖母子》↓も素晴らしかった。マリアの優しさをたたえながら、心配そうに視線を落す表情は幼子イエスの将来に対する不安を表現したものなのだろう。無邪気な幼子の仕草と対照的である。背景は美しい金地であり、後光が見事に刻されている。 ![]() 17世紀風俗画では、パウル・ブリルの《風景》、ガスパール・ヴィッテルの《サンタンジェロ城の見えるローマの景観》、マルテーゼの《トルコ絨毯と壁布のある静物》、18世紀イタリア絵画では、ベネディット・ルティーの《難破船を救う聖女カタリナ・トマス》、フランチェスコ・ソリメーナの《リベカの出発》、セバティアーノ・リッチの《カルミスとブレンヌス》、コッラード・ジャクイントの《サン・ニコラス・ディロレージ聖堂のドーム装飾のための習作》などが目に止まった。 ナポレオンの章はさすがである。ナポレオン1世は大嫌いであるが、その親族のことはここで良く勉強できた。アレクサンドル・カバネルの《ナポレオン3世》↓は、宮廷画家としてのカバネルの面目躍如であるが、《ヴィーナスの誕生》との落差は大きい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-09-20 13:29
| 国外アート
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