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明日から始まる「海のエジプト展」の内覧会に行って来た。
古代エジプトの歴史は今から5000年前にさかのぼり、3000年間続くが、その最後の王朝、プトレマイノス王朝はアレクサンドル大王の部下のプトレマイオスによって開かれた。その都アレキサンドリアの一部とその周辺の町は、何度かの地震や津波によって8世紀に海底に沈んでしまった。 通路が海中のような雰囲気になっていて、床を歩くとまるで浅い水の上を歩いているように一歩ごとに下の水が動く。もちろんバーチャルなのだが・・。 2. カノープス: この町は「セラピス神」を祭る神殿があった聖なる町だが、商売の町としても賑わっていたらしい。 ここで目を引いたのは《王妃の像》(アルシノエ二世)。首が欠落しているのが残念だが、薄衣を来た体型は見事なプロポーション。黒っぽい石なのでブロンズのようである。 ここは「ヘラクレス大神殿」があった町で、会場には6mもある《プレトマイオス8世の石碑》が張り付けられている。地震のために何個かに割れているが、ここにプレトマイオス8世を讃えるヒエログラフが彫り込まれている。 そして今回の展覧会の目玉、5メートルに達する大きな石像が3体並んでいる。 これは圧巻。540cmの《ハビ神の巨像》は豊作のシンボル。頭上にはパピルスの束。手には供物台を持っている。 500cmの《ファラオ》と490cmの《王妃》の像も堂々と並んでいる。 ギリシャ系のプトレマイオス朝の王たちは、エジプト王朝の後継者であることを示すために、ファラオの権力を示すエジプト式彫像を作ったのである。 4. アレキサンドリア: ここはクレオパトラ7世の愛した都。 《オリシス・カノポス壷を抱く神館像》・・・オリシス神の頭部が蓋になっている壷を抱えているもの。 《プトレマイオス12世のスフィンクス》(↓左)・・・プトレマイオス12世はクレオパトラ7世の父。スフィンクスの頭は人間の知恵、ライオンの体は強さを表している。 《カエサリオン像の頭部》{↓右)・・・王のかぶるネメスという頭巾をかぶった、クレオパトラとカエサルの息子カエサリオンではないかとされている石像の頭部。 ちょうど15分のシアターが始まるところだったので参加。ワイドな画面に海底に石像が埋まっていたところ、船が沈没していたところ等があたかも自分が潜っているかのように映し出され、海に面したアレキサンソリアの町の全貌が映し出されてその時代に迷い込んだような気分にさせられた。女性の解説もあって結構楽しめる。 とにかく一見の価値のある展覧会である。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-06-26 14:08
| 国外アート
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