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出光美術館から静嘉堂文庫美術館へと水墨画展が続いている。こちらは今週末まで。国宝 伝馬遠《風雨山水図》の展示は終わっているが、大分前に観たのでこれは良いこととする。
筆墨の「筆」は輪郭線、「墨」は面の濃淡という簡単な説明が気に入った。 1.中国絵画 ○牧谿の《羅漢図》↓は重文。今回の展覧会のポスターにもなっている。大分色が落ちて暗くなってきているが、目を閉じた羅漢とそれを取り巻く大蛇の姿の迫力は失われていない。 ○《寒山図》もホッコリした親しみやすい画。 ○因陀羅の国宝《禅機図断簡 智常禅師図》は何回も見ているが、禅師の相手を指さしながら笑っている目つきが良い。 ○李士達の重美《歳朝題詩図》は元旦の朝。↓の拡大図でわかるように、爆竹で遊ぶ子、両耳を押さえる子などがユーモラスに描かれている。沢山のものが描き込まれているため、細部を見るには単眼鏡が有効である。原図は↓↓といった感じである。 ○袁江の《梁園飛雪図》の拡大図↓では、梁の孝王が笛を聞いているところがわかるが、単眼鏡なし↓↓ではほとんど分からない。 2.日本絵画 ○岳翁蔵丘の重文《洞山良价禅師図》も同様に、拡大図↓のほうがが原図↓↓よりずっと楽しめる。 ○英一蝶は狩野安信の弟子であるが、彼の《朝暾曳馬図》はとても穏やかで、水面に映る人馬の描写は西洋画のようである。 3.文房具 面白いものが多かった。テレビの人気番組「なんでも鑑定団」に出演している中島誠之助氏が唐筆などをシッカリと覗き込んでおられるのを見つけた。わたしのお気に入りは、派手な五彩。一つは埃よけ兼筆立ての《五彩鰲頭独占・布袋図硯屏》↓、もう一つは《五彩人物図方池硯》↓↓である。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-05-16 00:10
| 東洋アート
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