記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
台湾の故宮博物院で、宋代汝窯の青磁の澄み切った空の青(スカイブルー)に驚き、龍泉窯のはなやかな碧緑(パステルブルー)の美しさに納得し、さらに歴史博物館の特集展示で高麗青磁の深い青緑にもこころ打たれた。
しかし、色調が三者三様に異なっていることも明らかだった。 そこで、台湾の印象が薄れないうちに、東博の青磁を観にいった。やはり宋代官窯・龍泉窯・高麗青磁の微妙な違いは、目では明らかだった。そこで写真を撮ってみた。 フラッシュなしの小型カメラ撮影なので、どのぐらい実際の色調を再現しているかは問題だが、同じ画像ソフトの同一条件での画像処理なので、ある程度比較になるのではなかろうか。 1.宋代官窯青磁 ○ 《青磁輪花鉢》 12-13世紀: 東博DBによると「澄んだ青色の青磁釉が厚く施され,碧玉のような幽邃な趣をもっている。全面にわたって大きな貫入が縦横に走り,その間に白く輝く細かな貫入があらわれて,釉面に無限の変化を与えている。南宋時代に都の臨安(現在の浙江省杭州)に置かれた南宋官窯の数少ない遺品であり,わが国に伝わった青磁の白眉といえる。」と説明されている。 ○ 《青磁茶碗 銘馬蝗絆》 南宋時代・13世紀: DBでは、「日本に伝わる青磁茶碗を代表する優品である。江戸時代の儒学者,伊藤東涯が記した『馬蝗絆茶甌記』によると,かつて室町時代の将軍足利義政がこの茶碗を所持していたおり,ひび割れが生じたため,代わるものを中国に求めたところ,明時代の中国にはもはやそのようなものはなく,鉄の鎹でひび割れを止めて送り返してきたという。この鎹を大きな蝗に見立てて,馬蝗絆と名づけられた。」との説明。 ○ 《青磁蓮弁文鉢》 南宋~元時代・13~14世紀: キャプションの説明は次の通り。「外側に蓮弁文が彫りあらわされ、粉青色の青磁が厚く掛けられた碗は、中国の13世紀の墳墓からの出土例が知られる。また、鎌倉時代に日本に運ばれ、遺跡からの出土例も多い。この碗は黒漆塗りの曲物に納められており、日本に伝えられた作品とみられる。」 ○ 《青磁碗》 高麗時代・11世紀: キャプションは、「釉薬はすんだ青緑色を呈しており、焼成技術の向上によって、青磁としての完成度がたかまっているさまがうかがえます。見込みの中央に内底円刻とよばれる平らな部分があります。底部は蛇の目高台で、白色耐火土目が3つ残されています。」 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-03-15 08:13
| 東洋アート
|
ファン申請 |
||