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まずは書画の常設展から。
1.造形と美意識―中国絵画の展開(会場:210): 紙や絹に描かれた絵画は痛みやすいので、一つの作品は3ヶ月に限って展示され、次の展示は最短1年半たたないと出てこないことになっている。 したがって故宮にいったからといって有名な絵画にめぐり合うチャンスはそれほど多くない。 今回の展示は、軸が22点、冊頁が23点。軸としては、 伝六朝・張僧繇《雪山紅樹図》、伝宋・銭選《鹿》、伝宋・銭選《画盧仝烹茶図》↑・・・茶画、伝宋人《戯猫図》↓左・・・8匹の猫、元人《猟騎図》↓右・・・元宮廷の女性の狩、伝明・文徴明《渓山深雪》、明・陸師道臨《文徴明吉祥庵図》、明・董其昌《秋林書屋図》、明・沈周《山水》などが印象的だった。 宋の絵画は日本でも見ることがあるが、くすんでいて鑑賞に堪えないものが多いのに対し、こちらでは色彩が良く残っている画が多くて感心した。 宋・元代の有名画家の見事な冊頁《宋元集絵冊》が壮観だった。団扇様の書画が左右のページに貼られているものだが、全26開のうち、下記の22開(4-26開)が展示されていた。 趙昌《写生杏花》・徐熙《生梔子》・唐希雅《古木錦鳩》・艾宣《生罌粟》・《恵崇》秋渚文禽・馮大有《太液荷風》・梁楷《芙蓉水鳥》・毛益《紅蓼双鳧》・林椿《生海棠》・韓祐《螽斯綿瓞》・李迪《秋卉草虫》・王定国《雪景寒禽》・呉柄《榴開見子》・衛昇《生紫薇》・宋人《楼観霜林嘉実》・馬逵《春叢文蝶》・馬遠《梅竹山雉》・李徳茂《蘆洲蜂蝶》・林椿《生玉簪》・李東《生秋葵》・牟仲《甫松芝群鹿》・許迪《野蔬草虫》。画像は↓、第9開・馮大有《太液荷風》。 書画の特別展がいくつもあった。 A.京華歳朝(会場:202, 216): 正月の吉祥画。楽しく遊ぶ子供たちが描かれた画を沢山見ることができた。 B.再生記-鄭成功画像の修復成果展(会場:208): この画は鄭成功が生前台南で描かせたもので、創作年代は17世紀半ばと伝えられている。画の傷みはひどかったが、2007年7月から表具の改装が始められ、2008年12月に修復が完成した。 C.巨幅書画(会場:202): ここでも期間中に展示品交換が行われているとのことであるが、私が見た時には、明・呉彬の《画山水》289x97.5 cm、明・劉度の《倣趙承旨長春翠柏図》289x97.5 cm、清・銭維城の《棲霞全図》224.9x158.5 cm、民国・臺静農の書《丈二行書鮑明遠飛白書勢》363x67 cmの4つの軸が高い天井からぶら下がっていた。 D.近代書画名品(会場:105): ここでのお気に入りは、清・李鴻章《行書八言聯》、清・趙之謙《楷書八言聯》、清・呉昌碩《行堂中堂》・《蘇州天平参詣》、民国・張大千《摹敦煌釈迦説法図》・《画新安江景》、民国・齊白石《画蟹》、民国・林風眠《荷花仕女》、民国・于右任《草書》。 E.天上と人間の世界―儒釈道人物の版画・図絵特別展(会場:103): 中国文化を支える三大思想、すなわち儒教・仏教・道教に関する展覧会。 【附 記 1】 バーチャル‧マルチメディアエリア - 清明上河図 「清明上河図」の宋代のオリジナルは北京にあるが、台北のものはこれの清代の模作。とても大勢の人間が描きこまれていた。センサーに触れると自動的に動画がスタートし、当時の生活のさまざまな面をその場にいるかのように体感することができるようになっていた。 美術散歩 管理人 とら 【註】 「器物参観」はこちら。
by cardiacsurgery
| 2009-03-12 20:35
| 東洋アート
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