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温かい冬の日。栃木市まで遠出した。とちぎ蔵の街美術館の「収蔵品展ー絵画を謳う・工芸に憩う」という地味な名前の展覧会であるが、2007年に再発見され、修復された喜多川歌麿の肉筆画《女達磨図》が初公開されているのである。
この美術館は2度目。前回は行きはタクシー、帰りは川沿いの道から「歌麿通り」で駅に戻った。今回は駅前の大通りを歩いていくことにした。蔵の街の写真を一枚。抜けるような青空も一緒に写っている。 ![]() デニーズに入ってみると、禁煙席が一杯だったので、さらに美術館の方向に歩いていった。すると蔵のような建物のレストランがあり、「やきそば」の看板が出ていたので、そこで昼食ということにした↓。 ![]() 内部は民芸調で、蔵造りの建物とマッチしている。暖房は石油ストーブに加えて、炭火の長火鉢! 内部の写真は↓。写っている女将さんは美人。後で、この建物の謂われを聞いたりして、ちょっとおしゃべりした。 ![]() この店の隣りも蔵造りであったが、見るとその前には「蔵の街かど美術館ー歌麿と栃木」という立看板が出ている。 ![]() まずは、今回の目的である《女達磨図》の修復前の図(↓の右端の小さな絵)。折れこみ、変色した無残な状態だが、幸い顔や髪などの細部はそのまま残っている。 ![]() ![]() ![]() さて、「とちぎ蔵の街美術館」はすぐ近く。山車会館の裏手である。正面の写真を一枚。抜けるような青空はここにも写っている。 ![]() そして、本命の歌麿《女達磨図》↓に対峙する。ガラスがはまっているが、浅いので非常に近くから見られる。達磨の被ぎ(法衣)の太く大胆な墨線は白隠を思わせ、遊女の顔の細く柔らかな線と見事な対照をなしている。法衣の赤と遊女の胡粉を乗せた顔とはツートン・カラーのようだ。単眼鏡を使うと、乱れ髪や後れ毛、複雑な瞳や口もとの描写などを見てとることができる。 ![]() もう一度、「街角の小さな美術館」に戻る。ここは「太田家見世蔵」を利用しているのである。今度は男性のボランティア↓から説明をいただいた。「ネットワークとちぎ」が主催して、歌麿と栃木の狂歌師との交流に視点を当てた展示がされており、詳細なパンフレットもいただいた。狂歌師「通用亭徳成」の画賛のある《出る杭》が特に面白かった。 ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-02-07 22:14
| 浮世絵
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