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東京国立近代美術館でこの展覧会のポスターを見てノートに書いておいたのだが、今朝の新日曜美術館アートシーンの最後に出てくるまで忘れていた。そこで思い立って出かけてきた。
東海道新幹線 三島で、伊豆箱根鉄道に乗換え、二つ目の「三島田町駅」で下りる。この駅で展覧会の「当日前売券」が発売されているのを発見!! 入館5分前の前売りで120円も安くなるのだから感激である。上野駅でも見習うことはできないものだろうか。 美術館の庭園「隆泉苑」から入って行く。大きくはないが幽玄な庭園である。 ![]() ![]() ![]() ![]() 第1章 明治時代ー師の教え: 師は梶田半古。古径の古は、半古の古をもらっている。半古の教えとは、写生と画品を重んじることである。 ・《村上義光(よしてる)》・・・護良親王の臣 村上義光の最期。変装していた親王の鎧を櫓の上から投げ捨て、いままさに自刃せんとするところ。 ・《摂取》・・・捨て子を助ける尼たち。 ・《筝三線》(↓右上)・・・江戸の遊里の女性が品良く描かれている。 ・《重盛》・・・燈籠大臣といわれた平重盛の端然とした姿。 ![]() ・《伊勢物語》・・・河内越(筒井筒)の場面が出ていた。井戸を覗く若いカップル。手前の柳の枝が、巧みに画面を分割している。 ・《竹取物語》・・・第2段の《夜這い》と第5段の《昇天》が出ていたが、後者は複製。これは京都近美蔵の名品である。 ・《出湯》・・・近美の小倉遊亀の作品を想起させる入浴中の裸婦であるが、湯気にけむって上品さを失っていない。東博蔵だが、見た記憶がない。 ・《柳と桜》・・・六曲二双の大きな屏風。上品だが、迫力はイマイチ。 第3章 昭和時代ー写実と線の融和、そして清澄なる古径芸術へ: ・《琴》・・・↑↑チラシ表面。 ・《茄子》・・・近美で見ている。深い青が迫ってくる。 ・《犬と石榴》・・・犬の毛描きが巧く、犬の白と石榴の赤のコントラストが良い。 ・《猫》・・・↑チラシ裏面、左図。白猫や葉脈の細い線描は絶妙。 ・《猫と玉蜀黍》・・・猫の斑のたらしこみ、蝶をねらう猫のブルーの目が印象的。 ・《玉蜀黍》・・・近美でおなじみの琳派的な屏風。 ・《赤絵》・・・磁器の硬さの表現が超絶技巧。 ・《人形》・・・黒いドレスの表現は秀逸。泉屋別館蔵だが、はじめて見た。 ・《不動》・・・藝大でおなじみの画だが、迫力がある。 ・《牡丹》・・・絶筆。花弁は線描、葉・茎は没骨、葉はたらしこみと描き分けている。 写生・模写・・・呻るほど巧いものが多い。特に素晴らしいのは、《蜻蛉》、《朝顔》、《りす》など。 ビデオ「画の求道者 小林古径」: 30分と長いが一見の価値あり。梅原猛氏の解説がツボに入っている。出てきた画像は、有名なものばかり。下記に列挙するが、既に見たものが少なくない。2005年には近美で小林古径展が開かれている。 ・村上義光、・闘草、・加賀鳶、・極楽井、・異端、・竹取物語、・髪、・罌栗、・清姫、・孔雀、・楊貴妃、・菖蒲、・弥勒梅原氏は、古径の画の特長を、①美しくきびしい描線、②清潔な色彩、③緊張感のある構図にまとめられた。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-01-18 19:24
| 国内アート
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