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中に智積院講堂の見取り図と襖の位置を示したマップがあるので、これを見てオリエンテーションをつける。そして展示はそれぞれの間の襖の位置に配列してあるから、分かりやすい。チラシ↑は、胎蔵の間から不二の間を見たところである。 1.金剛の間: 南西の部屋。金剛界とは、世の中の厳しさとのことで、画家の住む都会の酷暑をイメージして夏をテーマとしたとのこと。 東面と北面にそれぞれ《夏(けやき)》↓と《夏(めたけ)》。前者は代々木公園にあった欅で、半分が無残にも切られているが、これにめげずに枝や葉が出てきている。《めたけ》は三越に出ていた絵の応用。 3.智慧の間: 北西の部屋。智慧とは、真理を明らかにし、悟りを開く働きの意。南面と北面にそれぞれ6面の《秋(すすき)》↓と2面の《秋(柿)》。前者は、右に若いすすき、中央に意気盛んなすすき、そして左には頭を垂れていくすすき。人生に重ね合わせている。後者は、とても巧い。お気に入りである。 (日本画家 田渕俊夫 襖絵に時を刻む): 新日曜美術館で放映された映像。11分。必見である。 《すすき》の絵を例として、その瞬間だけでなく、異なる時のすすきを一つの絵に描き込んでいく作画過程が詳しく紹介されていた。 1.富士山麓ですすきをスケッチする。風などちょっとした条件の違いで、すすきの形が違ってくる。人生と同じなので、すすきに人生を託することができる。逆光に輝くすすきは、見えるか見えないかという程度までうすくするか、黒いバックで浮き出させるかなどいろいろな手法がある。この後、三越に行って、再度田渕の個展を見た。前回にはなかった襖絵のポスターが入口に掛けられていたので、写真を撮った。高島屋との対抗のためなのだろう。会場内は恐ろしく混んでいた。ちょうどカード所有者のイベントがあったためなのかもしれない。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2009-01-16 17:17
| 仏像
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