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晩餐会の余興で観た踊りです。8人のリズムがぴったり合って、正面からみると、まさに一体の活き菩薩さまでした。
![]() この方たちが聴覚障害者だとは信じられません。音は振動で、連続した動きは息を吹きかけたり、軽く触って伝えているとのことですが、一糸みだれずとはこのことでしょう。 英語では、Thousand Hands Goddess of Mercy, Guan Yin と紹介されていましたが、障害という悲しみを知るものこそ、「慈悲」の心を伝えられるという意味なのでしょう。 2008年の北京オリンピックの開会式でも披露されるとのことです。 美術散歩 管理人 とら (追加) 素晴らしい動画を見つけました。ここをクリックして下さい。
これは待っていた展覧会。西美で300円払って買っておいた大判のカタログで展覧会の流れはつかんでいた。時間をやりくりして初日の午後遅くに飛び込んだ。
![]() コレッジョ、パルミジャニーノ、アンニバーレ・カラッチとくれば、西洋美術史の中でのVIP。これらが勢ぞろいしているのだから大変な展覧会である。しかも質の高い大作が多い。 詳細はホームページに書くが、ここは画像を含めた速報とする。 先ず入ると「第1章 15世紀から16世紀のパルマ」。ここで目立つのはチーマ・ダ・コネリアーノの《眠れるエンデュミオン》↓。ディアナが三日月となって眠れるエンデュミオンを自分のものにするため下りてくる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 次いで「第3章 ファルネーゼ家の公爵たち」。肖像画が立ち並ぶ。名品はジローラモ・ベドリ・マッツォーラの《アレッサンドロ・ファルネーゼを抱擁するパルマ》↓。スペインへの人質に出されるアレッサンドロの不安げな目付きが心を打つ。そしてそのスペインで、逆境にめげず頭角をあらわしていくアレッサンドロの姿を見つけて、一安心する。辺りを見回すと展示室の柱にファルネーゼ家の紋章が描かれている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら HP
今週から後期。半数の作品が展示替えとなっている。後期の作品は最初のほうに展示してあるので分かりやすい。こういう配慮も嬉しい。前期のHPはここ。前期のブログはこちら。
《塩かまの図》は有名な久隅守景の作品。淡彩の軸であるが、ほとんど墨絵のようである。 ![]() 英一蝶の《東海道中通信使馬上喫煙図》は朝鮮からの使者の長い煙管に従者が火をつけているところだが、馬の背に鶏や兎を乗せている所が面白い。当時の日本には肉食の習慣がなかったため、食料として運んでいるのだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら HP ![]() その後、丸善で《本郷東大界隈》の出版記念講演会を聞く機会(ブログ)があった。そしてその才能の卓抜さに脱帽した。さらに《ラグランジュ・ポイント》を観るため、ミズマアートギャラリーにも出かけた。これも今回出展されているが、ひとりずつしか観られぬため《四天王立像》の間に行列ができていた。 今回は、過去と現代を混交した立体民俗図をたくさん見ることができた。《当世おばか合戦》、《今様遊楽図》、《四季休息図》、《何かを造る図》、《奨堕不楽之段》、《東京圖》、《百貨店図》などである。 ![]() 《胎内巡り図》が面白かった。清水寺の舞台を入口にして建物を下っていくのであるが、途中に「心の臓」、「肝臓」、「腎臓」といった臓器の名前があり、それらしき形にもなっている。傑作は「ランゲルハルス島」。膵臓のこの島は、画でもちょっとした島になっている。そして最後は大腸から外に出るといった仕掛けである。縦長の図面を上手く使った傑作。 二階は「山口晃 山愚痴屋澱エンナーレ 2007」で、アイディアたっぷりのアートが並んでいた。一階の作品は面白いものの、このままではマンネリ化するのではないかという懸念を見事の吹き飛ばしてくれた。説明抜きで十分に楽しめたが、親切な説明パンフレットも用意してあり、作者の優しさが伝わって来た。 アート・ギャラリーにも展覧会は続いており、ここでも愉快な《すずしろ日記》という漫画の文章もじっくりと読んだ。実話か希望なのかがはっきりしないところが面白い。《渡海文殊》というまともな画もあった。 ![]() 自分としては分かりやすい《あぜ道》↑、《滝の絵》、《ジューサーミキサー》、《大山椒魚》、《戦争画Returns-題しらず-原爆ドーム》、《戦争画Returns-紐育空爆之図》あたりはすこぶる共感がもてたが、その先にはついていけなかった。 美術散歩 管理人 とら HP
若冲展が開かれている相国寺から京都国立近代美術館まではタクシーを使った。かなり強い雨の中、不慣れな土地を歩くのは時間の無駄。なにせ今日は寝坊して9時過ぎに東京を出てきた怠惰な日帰り旅行者としては、京都は午後だけの半日美術散歩だからである。
福田平八郎の回顧展は何回も開かれているが、自分としては初めて。といっても福田の有名な《雨》や《漣》は知悉している。今回は福田の画風はそれなりに変化していることがよく分かった。一時期は彼の具象画の中に近代的な装飾性を加え、さらに抽象性をも取り込もうとし、晩年には野獣派のような強い色彩を持ち込み、あるいはまたゴーギャンやベルナールのような総合手技的な絵画に近づいている。自分の好みとしては、《新雪》や《花の習作》のような穏やかなものが良い。 ![]() ![]() このあとコレクション・ギャラリーで小企画「福田平八郎と師友たち」を観た。さすが京都画壇である。竹内栖鳳の《春雪》の舟の舳に留る烏、西村五雲の《風薫る》の若い2匹の鹿、池田遥邨の《朧夜》の狐などの動物が印象的だった。これも若冲の遺伝子だろうか。 ![]() ![]() ![]() ![]() 特集展示「絵画の近代美術」には、有名画家の作品が並んでいた。お気に入りは、ミロの《モニュメントのためのプロジェクト》、ルドンの《イエスとサマリア人》と《若き日の仏陀》、藤田嗣治の《十字架と少女》と《路傍》である。 帰りは地下鉄の東山駅まで歩いた。いつのまにか京都の地下鉄に東西線ができていた。15時発の新幹線に間に合った。HP 美術散歩 管理人 とら
相国寺承天閣美術館で短期間開催中の展覧会。昨年、三の丸尚蔵館で《動植綵絵》はすべて観てしまったので、京都までわざわざ足を運ぶのはためらわれた。釈迦三尊にしては120年ぶりかもしれないが、こちらは1年も経っていない。
しかし思い切って行くことにした。単なるミーハー精神である。中国から帰ったばかりなので、北京ー東京ー京都のメトロポリタン・ツアーである。 ![]() 第1会場は素晴らしかった。若冲と相国寺の関連を示す資料が沢山出ていた。これは京都でなければ観られない。徳川家康の《円通閣棟札》は18世紀の天明の大火を潜り抜けたツワモノ。養源院の《毘沙門天立像》は若冲の《動植綵絵》が寄進されたと同時代のもの。久保田米僊の《伊藤若冲像》も興味深かった。若冲の初期の《少年と箒の図》はキャプションには「未熟」と描いてあったが、そうは思わない。すばらしい作品である。京都のお寺に所蔵されている若冲の水墨画が沢山でていたが、《昇鯉図》など同じようなテーマのものが多いことに驚いた。これらはちょっと食傷気味。その中では魚の《エイ図》←が良かった。 背中に2匹の小亀が乗っている《亀図》も気にいった。三幅対の中図の《鶏の片手倒立図》↓はとても愉快だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そのためか、あるいは昨年みてしまったためか《動植綵絵》が30枚並んでいるのをみても、それほどの感動を感じなかった。全体を見回そうとしても人びとの頭が邪魔である。 ![]() ![]() ![]() というわけで、釈迦・普賢・文殊には丁寧にお別れのご挨拶をし、いずれまた会える《動植綵絵》の画たちにはそこそこに挨拶して第2会場を退出した。HP 美術散歩 管理人 とら
金曜日は19時まで開館。ひととおりみおわったところで「列品解説」があったので、その内容を紹介しながら感想を記す。ちなみに解説者は若いハンサムボーイ。Mr. Munakata!
出光美術館の浮世絵は「すべて」肉筆画で、総数は170点。そのうち今回は前後期あわせて130点の展示。タイトルの「すべて」というのはどういう意味? ![]() 1.寛文美人図: 無背景、無署名。当時、美人画をこのように軸に描くことは新鮮であったとのこと。 2.菱川派: 菱川師宣の《秋草美人図》には落款が見られる。このすっきりとした美人の膝の曲がり方は《見返り美人》と同じ。菱川師平の《春秋遊楽図屏風》の右隻↓は桜の寛永寺を描いているが、輪になって踊っているところが面白い。左隻は吉原の張見世である。署名は画中画の中の「隠し落款」。 ![]() 4.懐月堂派: 懐月堂安度の作品は、豊満で、ふっくらとした美人の肉筆画だけである。この一派の画は、すばやい輪郭線を特徴とし、安価な顔料を使ったレデイメードの仕込み絵。不特定多数に販売する戦略的な流派だった。 5.奥村派: 奥村政信の《中村座歌舞伎芝居図屏風》には、年記、歌舞伎の演題、役者名が描きこまれている。 6.川又派: 川又常行、常正の絵は、顔や手足が小さく、純粋無垢な美人図。 7.西川派: 西川祐信は上方。あずま絵と違い、たおやかで、おしとやかで、可憐な感じのする女性である。 8.宮川派: 版画は作らず、肉筆画のみ。精緻で、かっちりした作品で、品がある。宮川長春の《立姿美人図》、《蚊帳美人図》はなかなか良い。 宮川一笑の《吉原歳旦図》は充実した絵。吉原で、1階は張見世、2階は遊興。47人と1匹の犬、羽子板も描き込まれている。 ![]() 10.勝川春章: 勝川春章は、役者の個性、美人の内面を充実した色彩で描いている。《桜下三美人図》、《柳下納涼美人図》はなかなか良い。《美人鑑賞図》↓は、大名屋敷で軸をかけかえながら鑑賞している女性たち。着物の柄が緻密に描かれている。 ![]() 12.葛飾北斎とその一派: 初公開の作品が2点。一つは《樵夫図》。右は樅の木。左は股覗きするきこり。もう一つは《亀と蟹図》。亀の甲を線を使わずに表現している。《月下歩行美人》では、画面の進行方向の縁に近く人物を描いて、歩んでいることを表現している。対幅の《春秋美人図》が良かった。これは今回の展覧会のポスターともなった艶かしい女性。着物の柄が素晴らしい。 13.歌川派: 豊国の《円窓美人図》では、濡れ髪と煙草。豊広の《真崎稲荷参詣図》では、しっかりとした風景が描かれている。国貞の《岩井半四郎・悪婆の図》の悪婆とは役柄の名で、好きな男のためなら、殺しも盗みもするという困った女。広重の《念仏鬼と美人図》は大津絵の題材で、赤鬼が耳掃除してもらっている。国久の《隅田川舟遊・雪見酒宴図屏風》は、ずいぶんと鮮明な絵。大川随一の大船「川一丸」での遊興。 このように、浮世絵の歴史を辿りながら、美しい色彩を満喫した。これでは後期も行かなくてはなるまい。今回は先ずホームページに詳しい記事を書いた。 美術散歩 管理人 とら
大正シックという洒落た名前の美術展。アール・デコの庭園美術館にぴったりのものだった。
元パンナム客室乗務員の女性が日本で蒐集し、ホノルル美術館に「売却」したものの里帰り。外国人だけに、作家の名前にこだわらず、自分でよいと思ったものを集めたのだろう。わたしの趣味とは合わないものもあったが、これは良いと納得するものも少なくなかった。結局、大正ロマンチズムの藝術表現を十分に楽しませていただいた。 お気に入りの画を並べてみる。 山川秀峰≪三人の姉妹≫・・・久原房之助の娘と白い外車、 ![]() ![]() このほか着物の柄が近代的で、抽象的なアートとして見応えがあるものが多かった。 ![]() 美術散歩 管理人 とら
東大の教養学部では、本年度からイタリア語を初修外国語に加えたが、それを記念し駒場博物館↓で「創造の広場 イタリア」展を開催している。
![]() ![]() 第1部: 古代の創造の広場と分けた構成になっている。 第1部では、東京大学ソンマ・ヴェスアーナ発掘調査団の成果が紹介されている。有名なヴェスビオス火山の噴火遺跡はポンペイ側は十分に調査が進んでいるが、反対側はその存在は分かっているが、いったん埋め戻されて海外の援助も得た国際的な調査が進んでいる。このことはわが国の高松塚古墳やキトラ古墳と対蹠的である。 この調査地域はポンペイのように都市ではなく、宮殿らしいとのことである。発掘中に見出された≪ディオニソス像≫が再現され、この展覧会では石膏の複製が陳列されている。美しい像で一見の価値がある。 ![]() ![]() ![]() 第3部には、「未来派」の資料が沢山でており、マリネッティーの未来派宣言が載っているフィガロ誌、城戸晃一のインスタレーション≪Identiata zero≫やパチパチ・爆発音楽器などが面白かった。 会場の中央では、毎日午後3時から、吉田喜重の≪美の美≫が放映されており、「イタリア・アシジの壁画Ⅰ・Ⅱ」を観ることができた。 なにせ無料である。足を運ばれても損はないだろう。 美術散歩 管理人 とら < 前のページ次のページ >
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